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『今日から減酒』を読んで確信!アルコール依存症の治療は減酒も有効!

連続飲酒→禁酒(失敗を繰り返す)→1年間の禁酒→平日禁酒→断酒(継続中)と、酒との付き合い方を変えてきた『酒のまん』と申します。

先日ですね、ブログの読者さんから

「今日から減酒という本がとても面白かったです!是非読んでみてください」

とすすめていただきまして、早速読んでみたのですが、ほんとに面白くて勉強になりました!

そして、この本を読んで確信しました。

アルコール依存症の治療は減酒外来でも十分に可能だと。

昔はアルコール依存症の治療は断酒一択みたいな感じで、実際に僕が過去に行ったクリニックでも断酒と言われました。

僕の場合は1年断酒してまた飲んでしまったのですが、元のひどい飲み方には戻らず、平日禁酒でお酒とうまく付き合っていくことができるようになりました。

当時から、「なぜ、アルコール依存症の治療は断酒しかないのか?」と疑問でした。

風邪など普通の病気は症状に合わせた治療があるのに、なぜアルコール依存症は症状に合わせた治療をしないのかと。

しかしこの本を読んで、今は症状に合わせて減酒治療を行う病院が増えて、減酒でちゃんと治療できていることを知りました。

ずっと、本来そうあるべきだと思っていたので、この本を読んで嬉しくなりました^^

「減酒って効果あるのかな?」

「減酒ってできるのかな?」

と思われてる方もいらっしゃると思いますので、今回は凄く勉強になったこの本の内容を紹介したいと思います!※この記事は平日禁酒時代の記事です。2024年4月23日より平日禁酒から断酒に切り替えましたが、当時のこの考えが間違っていたとは思っておりません

『今日から減らす酒』とは

さくらの木クリニックの院長先生である倉持先生が書かれた、減酒治療にフォーカスした本になります。

さすが専門の先生が書かれた本で、書かれている内容に裏付けがあって、減酒治療がとても理解しやすかったです。

また、実際に減酒治療を行った方の飲み方や治療方法、そしてどう回復したかまで紹介されているので、とても臨場感があって、説得力があります。

すべての内容を紹介すると膨大な量になるので、今回は僕がとくに刺さったところを紹介させていただこうと思います。

減酒メソッド

前半の内容は、お酒やアルコール依存症の勉強になるのですが、中盤あたりで減酒メソッドが紹介されていました。

具体的には、14個の方法になります。

  1. 思い立った日から減酒を始める
  2. 純アルコール量の計算式を覚える
  3. 実現可能な減酒目標を定める
  4. 減酒日記をつける
  5. 自分の「飲酒システム」を分析する
  6. お酒に近づかないマイルールを作る
  7. 行動スイッチ法を使う
  8. お酒を減らすマイルールを作る
  9. 減酒宣言・発信をする
  10. 自分で自分を褒める
  11. 減酒ができている自分をイメージする
  12. 減酒サポーターを見つける
  13. お酒を必要としない新しい生活を作る
  14. お酒は「やさしい悪魔」であることを忘れない

どれも有効なメソッドだと思うのですが、この禁酒ブログでも紹介している方法と同じものもあって、自分の取り組みと同じところは、

やっぱりそれ効果ありますよね!

と嬉しくなりました^^

例えば、「1.思いたった日から減酒を始める」では、「減酒は失敗しても何度でもやり直せるから断酒より楽」と書かれているのですが、僕もブログで同じことを結構書いています。

なぜなら、自分がなん度も失敗しているから笑

これが一番最初に書かれていたことが嬉しかったです。

他にも、

「自分ができる目標から(例えば週1)」、「仲間を作る」、「記録をつける」、「行動スイッチを使う(これをすると飲まない)」、「発信する」

など、僕が実際に効果があって続けている方法が紹介されていて、やっぱり間違えてなかったんだ!と自信を持つことができました。

また、「純アルコール量計算」など、自分が実践していない方法も紹介されておりましたので、是非試してみたいと思いました。

紹介されている14個のメソッドですが、全て減酒がうまくできない方には有効だと感じましたので、ここを読むだけでも本書は価値があると思います。

ちなみに、「記録をつける」、「行動スイッチを使う(これをすると飲まない)」につきましては、僕が開発した禁酒アプリで実践できますので、使っていただけると嬉しいです^^

ポイント

14のメソッドで減酒できるようになる

凄すぎる体験談

著者の倉持先生が実際にみられた患者さんの体験談を紹介されているのですが、これが衝撃でした。

この本は減酒にフォーカスを当てているのですが、断酒でないと対応できない患者さんもいらっしゃって、その方には断酒を勧められるそうです。

そして、減酒治療の方の体験談と断酒治療の方の体験談を紹介されているのですが、断酒治療の方の飲み方が凄いんです^^;

僕も昔はひどい飲み方をしていたと思ってたのですが、ここに書かれている断酒治療の方にはかないません。

減酒治療で回復される方の飲み方を見ても、

「あーわかるわぁ。同じ飲み方してたわぁ」

となるのですが、断酒治療の方の飲み方には衝撃を受けました。

例えば、毎日遅くまで飲むのは当たり前ですが、朝から家で酒をしこたま飲んでから出社し、会社で酒の匂いを指摘されても「昨日飲み過ぎて・・・」という方。それが毎日だったそうです。

毎朝飲んでから出社って、凄いですよね(^_^;)

そして、その方のγ-gtpの数値は最高で1700だったそうです。

僕の大好きな中島らもさんが1200(1300だったかな)まで上がったのを小説(今夜全てのバーで)で読んで驚いたのですが、さらに上がいました。

ちなみに、僕は一番ひどい時で300でした。それでもお医者さんに「肝硬変になりたいのか!」とめっちゃ怒られました^^;

また、4リットルの焼酎が1週間で2-3本無くなるという方も紹介されていました。

僕が一番飲んでた頃でも、4リットルあれば1週間持つと思うのですが、3本目に突入するのが凄いと思いました。

このくらい飲んでいる方は、断酒になってしまうようです。この体験談を読んで、自分がなぜ減酒に成功できているのがわかった気がしました。

ただ、断酒治療で紹介されていた方も、本書執筆時点では断酒に成功し、健康な生活を取り戻されているとのことでした。

ここまで飲まれている方でも、しっかり断酒すると人生を取り戻せるのですね。

凄いなぁと感じた反面、お酒って本当に怖いなとも感じました。

これからもしっかり、「お酒は怖いもの」という認識を持って、お酒と付き合っていきたいと思います。

ポイント

減酒治療が有効な方と断酒治療しかない方の飲み方には差がある

今日という一日が大切

本書の最後にこんなことが書かれていました。

人は、明日死ぬかもしれない存在です。今日という一日は、もしかすると人生最後の一日であるかもしれません。有限な時間の中で、お酒に酔って、貴重な毎日をぼんやりと過ごすなんてもったいないと思いませんか?シラフで生きることは、二度と来ない今日という一日を丁寧に生きることです。

これがすごく響きました。

何も考えずに毎日飲んでいた頃は、恥ずかしながら時間は無限にあるという感覚でいたのですが、禁酒をすると、時間が有限であることに気づき、時間を大切に考えるようになりました。

二度と来ない今日という1日を丁寧に生きること

本当に、この通りだと思いました。やはり、今日を大切にするためにも、減酒はするべきだと思います。

この一文を読んで、強くそう思いました。

以上が本書を読んで個人的に特に刺さった部分になります。

簡単にしか紹介できませんでしたが、一つだけ確実に言えることは減酒はアルコール依存症治療に有効ということです。本書はそれがよく理解できます。

現在、思うように減酒ができない方はもちろん、うまく減酒できている方も、減酒というものがよくわかる内容になっておりますので、ぜひ一度読まれてみてはいかがでしょうか。

この先の減酒ライフに役立つ知識が、きっと得られます^^

以上、今回は、「今日から減酒」の内容について紹介させていただきました。

ポイント

減酒はアルコール依存症治療に有効

おわりに

今回はさくらの木クリニックの倉持先生が書かれた「今日から減酒」ついて紹介させていただきました。

本書を読み、今では減酒が有効な治療方法であることがよく理解できたのですが、断酒しかないという方もいらっしゃることもわかりました。

僕は末長くお酒と良い距離感で付き合っていきたいので、本書で学んだ内容をしっかりと実践し、お酒と付き合っていきたいと思います。

この記事を読んでくださった皆様も、同じく減酒を目指される方だと思いますので、一緒にお酒と良い関係でいれるように頑張っていきましょう!

 

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最後まで読んでくださりありがとうございました。

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酒のまん

40代の元酒好きおじさん。 毎日浴びるように飲んでいたが、将来を考え禁酒に挑戦する。1年の禁酒に成功後、週末だけは酒を解禁し、平日禁酒で酒を楽しめるようになる。その後はほどよくお酒と付き合えていたが、飲むと体調が悪くなることが増え、平日禁酒から断酒に切り替える。現在は断酒継続中。※過去、自身の禁酒の取組み方について日経新聞さんに紹介された実績があります

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