お酒での失敗談⑥【抗酒剤を飲んだ後にお酒を飲んでしまったお話】

今回はお酒の失敗談第6弾を紹介します。

抗酒剤を飲んだ後にお酒を飲んでしまい、えらいことになりました。

抗酒剤というのは肝臓の働きを低下させるお薬なので、普段飲める人でもアルコールの分解ができなくなるんですね。だから、まったくお酒をうけつけない(飲めない)という人が飲んだような状態になりました。

もう、二度とやらない…というか、普通に危険なので絶対にこれはダメです!!

第1~5、7五弾はこちらで紹介してます。

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健康診断にて

35歳くらいの頃、健康診断で肝臓の数値が悪くて二次検診に行った結果

「アルコール依存症の可能性があるかもしれない」

と言われた。

まあ、ネットで簡単にできるアルコール依存症チェックでもそう出るし、周りの飲み仲間はみんな

『アルコール依存症の疑いあり』

という結果が出るので言われてもそれほど気にならなかった。というよりこのテスト、該当項目が一つでもあれば『要注意』の判定になるが、酒好きがこのテストを実施して一つも該当項目がないとはまず考えられない。ちなみに↓のテストである。

なので特段心配することはなかったが、一度アルコール外来というものに行くのも経験だと思って、行ってみることにした。

アルコール(禁酒)外来


出展:イラストAC

予約するときに初めて知ったが、アルコール(禁酒)外来は精神科になる。このとき、人生で初めて精神科を受診したが、待合室の雰囲気が少し暗い感じがして、1時間半くらい待たされた。精神科ではこれくらい待つのが普通なのかもしれない。

待ちに待って自分の番がきたが、治療というよりはヒアリングだった。ヒアリングの中でびっくりしたのは褒められたこと。当時は独身だったので、誰に言われるでもなく1人で行ったのだが、それを言うと

「自発的に来るのはとても良いこと」

と言われた。そういう人は珍しいらしい。

なんでも、アルコール外来を受診する人は自発的に行こうと思う人が少なく、家族や友人に説得されて来るケースが多いとのことだった。ひどい人になると、家族が引っ張ってくることもあるらしい。

僕はそこまでの抵抗はなかったので、そんなものなのかと思いながら聞いていた。

まあでも、どういう経緯で受診しようが、当時の僕の飲み方に問題があったのは事実なので、改善することになった。

目標は

『週に2~3回休肝日を作る』

確か、そんな感じだったと思う。本当は断酒が一番だけど、断酒を目指して節酒から始める人もいるとのことだったので、迷わず節酒を選んだ。だって、お酒を一生やめるとか考えられなかったし…

先生もとりあえずそれを目指そうということで納得してくれて、薬をくれた。その薬が抗酒剤という薬でシアナマイドと言った。

先生が、

「この薬は肝臓の働きを鈍くする薬だから、この薬を飲んだ後お酒はのまないように。飲んだら気分が悪くなるよ。もし飲み過ぎたら急性アルコール中毒になる可能性もあるからね」

と説明してくれた。そして後日、この言葉の意味を身をもって知ることになる。

抗酒剤の効果

「この薬を飲んで飲んだらダメ」

と言われてしまうと、実際どうなるのか試してみたくなってしまうのが人間というものだろう。いや、自分が単純にそうできているのか…(笑)

朝、薬を飲んで仕事へ行き、帰ってきてからビールを飲んでみた。すると、顔が赤くなって熱くなった。頭もフラフラしてくる。びっくりした。ビール350mlを1缶飲んだだけだ。普段ならこんなの飲んだうちに入らないが、気分が悪い。

なるほど、そういうことか。要はどれだけ飲める人でも、この薬を飲むと下戸になるのだ。だから、飲めない。これは節酒に役立ちそうだと思った。

それから、飲まないと決めた日は朝にシアナマイドを飲んで家を出るようにした。この薬、飲酒欲求はなくならないので仕事が終わって帰ると飲みたくなるのだが、体が下戸になっているのでちょっと飲んだだけでフラフラになる。

気分はとてつもなく悪くなるが、こんな感じでお酒を減らすことはできていた。

抗酒剤後の飲み会


出展:イラストAC

その日は会社の飲み会の予定だったが、平日だったので家を出る前に抗酒剤を飲んでしまった。飲んだ後、しまった!と思ったが、もうどうしようもない。飲み会で飲み過ぎないようにすればいいと軽い気持ちでいた。

仕事が終わって飲み会。飲み過ぎたらダメとわかっているが、そういう席ではやはり飲んでしまう。いつものように、乾杯のビールの後、焼酎をロックで。気分は悪かったが、席の雰囲気に流されていつものペースで飲んでしまった。

3杯くらい飲んだころだろうか。凄い頭痛と吐き気に襲われた。トイレに行き吐いたが、気分はまったく戻らない。フラフラになりながら何とか席に戻ったが、座ってもいられず、横になった。

「さかもと、どうしたんや?」

みたいな上司の声が聞こえた気がしたが、とても答える気になれない。見上げている天井が回っていた。その後はずっとその状態で、もちろん飲めない。たまに起き上がり、無理して水を飲んでいた気がする。

そのまま1次会は終了。2次会に行こうという話になったが、当然僕は行ける状態ではないので、帰宅した。フラフラになりながら、何とか家に帰り、そのまま寝ようとしたが、気分が悪すぎて寝れない。吐いては横になり、吐いては横になりの繰り返しで朝を迎えた。

会社に行ける状態ではなかったので、上司に電話して休む旨を伝える。

「昨日、調子悪そうやったもんな。ゆっくり休んで」

と言ってくれた。良い上司でほんとによかった。

その日はずっとぐったりしていて、何とかご飯が食べれるようになったのが夕方頃だった。

下戸の人が、

「飲むと起き上がれなくなる」

と言ってるのを聞いたことがあるが、あれはホントだ。

聞いた時は(そこまでならんやろ)とか思って疑っていたが、そんな疑いを持ってしまったことを心の底から謝りたい。

(お前はすごいな…)

そんな思いでシアナマイドを見つめながら、もう二度とこいつを飲んで酒を飲まないと誓うのだった。


おわりに

抗酒剤を飲んで飲酒をしてしまったお話を紹介しました。

僕は医者でもなんでもないですが、経験者として言わせてもらいます。

これ、絶対にやめてください!キケンです!!

お医者さんが言ってくれた「急性アルコール中毒になる」という忠告は大げさではないです。ほんとに、救急車呼ぼうかなと頭によぎったほどです。

もちろんシアナマイドが悪いわけではなく(というかそういう薬)飲んだ僕が悪いのですが、それ以来シアナマイドを飲まなくなりました。

飲まなくても今は休肝日を作れるようになったので、当時よりは飲み方がましになったと思ってます。ただ、今は平日禁酒に挑戦してるのですが、中々週に5日飲まないというのは難しい。

なので今は飲酒欲求をおさえるレグテクトという薬を試しているところです。この薬はシアナマイドと違い、飲酒欲求自体をおさえる薬で、今のところ効果がありそうです。またこの薬の効果についてもはっきりとわかったらこのブログで紹介したいと思います。

今回も最後まで読んで下さりありがとうございました。