平日禁酒で酒を楽しむ、『平日禁酒ブロガーさかもと』と申します。
今回はお酒の失敗談第3弾を紹介します。第一弾、第二弾よりはダメージ少ないのですが、凄く悔しかったです。
年末ライブの打ち上げ
年末に、僕が主催でライブイベントを開催する。場所は大阪の高槻。この年は5バンドに出演していただき、全ての演奏が終了したのが22時。
ライブハウスの方に挨拶などをして、22時30分くらいにライブハウスを後にした。
それからお客さんも交え、行けるメンバーで打ち上げに行く。始まる時間が遅いので、満足行くまで飲むとすると電車のなくなる時間になる。
電車の時間に帰る人もいるが、そのときは4人が残り、朝まで飲もうということになった。
朝まで
残った4人が全員酒好きの男だったので、浴びるほど飲んだ。それから、カラオケに行こうということになり、そこでも飲み続けた。全員が半分寝ながら飲んでいた。
寝たらいいのに。。。
といつも後から思うが、酒飲み達は寝ることよりも飲むことを優先する。意識がある限り飲み続けるのである。
浴びるほど飲み、気付くと始発が動いている時間を十分に過ぎていたので、僕たちは帰ることにした。一緒に飲んでいるメンバーの中に、ベース担当のTさんがいて、Tさんと僕はJR大阪駅で乗り換え。
なので、JR高槻駅から大阪駅までは同じなので、一緒に駅へ向かった。
崩れ落ちる男たち
僕は、泥酔してこの高槻駅から電車に乗り、いろいろな失敗をしてきた。(第一弾、第二弾で紹介してます)
これまでは、行きたくないところまで行ってしまい電車がなくなるというパターンだったが、今回は朝。電車がなくなる心配はない。そして、一人でなく、Tさんも一緒にいる。
これらの要素があり、僕は安心しきっていた。
心がゆるゆるになってたこともあり、電車に乗った瞬間、僕はかつてないほどの速度で崩れ落ちるように眠った。
ファインプレー
ふと目が覚めた。かなり寝ていたような気がする。
(乗り過ごしたな…)
瞬時にそう悟った。だてにこれまで寝過してきたわけではない。
さあ、どこらへんまで来たかな。
「まもなく~、尼崎~、尼崎に到着です。出口は~」
(え。。。? あま??)
何と、もうすぐ大阪の隣の尼崎に到着とアナウンスされてるではないか。このタイミングで目覚めたのは僕のファインプレーだ。これならすぐ大阪に戻れる。
それ自体は喜ばしいことだが、腑におちないことが一つあった。
僕の寝過ごした感覚はそんなものではなかったのだ。
もっと先まで行ってる感覚。姫路くらいまで行っててもおかしくない感じ。これまで幾度となく寝過ごしているのだ。この感覚には自信があった。でも、まさか尼崎とは。自分の寝過ごし感覚も鈍ったものだ。
そんなことを考えながら横で寝ているTさんを起こす。
「Tさん!Tさん!!あまです。おりますよ。」
「え?あまがさき?」
電車が尼崎に到着する。
寝ぼけるTさんを促し、僕たちは尼崎で電車を降りた。
最悪の珍プレー
「尼崎やったらすぐ大阪戻れますね。」
僕はどや顔でそう言ったが、Tさんの表情はさえなかった。
「何で降りるんですか?」
「いや、だって大阪過ぎてますよ。」
そう説明しても、Tさんは腑に落ちないといった表情だった。
「過ぎてる?」
(Tさん寝ぼけてるんかな。)
僕はそう思って、↓の説明をした。
「今、尼崎なんで大阪過ぎてるんですよ。新快速やとひと駅やからすぐ帰れますけどね」
これでわかってくれるだとうと思ったが、Tさんはやれやれという表情で、僕にこう言ってきた。
「・・・さかもとさん・・・、覚えてないんですか?確かに意識なさそうやったけど」
「何をです?」
「僕ら一回、明石まで行ってるんですよ。」
「え??」
「行きすぎて、大阪に帰ってる途中やったんですよ。」
(まさか、そんな…)
明石駅で一回降りて、大阪方面の電車に乗り換えた記憶がまったくない…
「え。。。?? マジですか??こういう↓こと?」
「はい。だから、今の降りたらダメだったんですよ。」
僕がファインプレーだと信じていたプレーは、最悪の珍プレーだったらしい。
「あの、、、すみません…」
「いえ、いいですよ。けど、何で降りるんかと思いましたよ(笑)」
Tさんは笑ってそう言ってくれたが、僕は自分が許せなかった。自分の寝過ごし感覚は合ってたのだ、もっと自分を信じれていれば、このミスはなかった。
今まで幾度となく寝過ごしてきて得た、寝過ごし感覚。それを信じれないということは、今までやらかしてきた経験を何一つ活かせれていないような気がした。
それともう一つ、わかったことがあった。
乗り続けていれば良かった電車を降り、再度同じホームで同じ電車を待つ。時間にして10分程度だが、この10分待ちが凄く悔しい。
なんせ、待ち時間に意味がないのだ。
自分が不必要に生み出した待ち時間。
なんだろう。何か、人生を無駄にした感覚というか、凄く歯がゆい気分になる。
例えば、USJのハリーポッターが2時間待ちとする。この待ち時間は、ハリーポッターというアトラクションを楽しむために必要な時間である。なので、2時間待ったとしても、「人生無駄にしたなぁ」とは思わない。
でも、尼崎駅で同じ電車を10分待ったとき、ほんとに人生を無駄にしたような気がした。
このとき、遠い目をしながら心で泣いてたと思う。。。
意味のない待ち時間ほど、人生において無駄なものはない。
今回、それを学ばせていただきました。
おわりに
これまでいろいろお酒で失敗してきましたが、このときが一番自分を情けなく感じました(笑)
Tさんにも迷惑をかけてしまったのですが、横で笑っていてくれてました。心が広いなぁって思いました。
これまで、お酒の失敗談はすべて電車絡みの話を紹介させていただきましたが、次からは電車関係ないところでの話も紹介していこうと思います。
最後まで読んで下さりありがとうございました。
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