平日禁酒で酒を楽しむ、『平日禁酒ブロガーさかもと』と申します。
先日、「なぜグーグルは本社に「昼寝マシン」を設定しているのか」という記事を読んだのですが内容が面白かったので、自分の経験と照らし合わせて、記事として残しておくことにしました。
働きすぎることは簡単
冒頭で紹介した記事の中で「一流ほど睡眠時間をたっぷりとっている」と紹介されていました。生産性を上げるために睡眠は重要というのはわかるのですが、忙しい時は残業、ひどい時は徹夜などの経験をされた方も多いのではないでしょうか。
僕は20代の頃SE(システムエンジニア)をしていたのですが、当時はよく朝まで会社にいました。どこもそうかもしれませんが、SEという仕事は、まあ残業が多い。。。そして、それが当たり前となっているので、残業時間が多いことや徹夜などに対して、「これおかしくないか?」と疑うことなどなかったです。
記事の中に「働きすぎることはあまりにも簡単だ」と紹介されていました。働きすぎて体を壊した方がゆっくりと休み、体を回復させて行く中でそう感じたらしいのですが、この考えには凄く共感できました。
SEとして働き、徹夜が当たり前だった当時、体は確かにしんどいのですが、淡々と目の前の業務を処理して行くだけだったので、簡単と言えば簡単でした。その時は、「徹夜こそ最大に成果を上げれる仕事のやり方だ」と信じていたし、当時の上司もそんなことを言っていたので疑う余地もなかったのですね。
しかし今振り返ってみると、もっと効率よくできたのではないかと思います。おそらく当時の上司も、自分も、新しいやり方を考えるよりも体を酷使する方が楽だったので、そうしていたような気がします。
睡眠は武器
一流の人は睡眠は武器と考え、質の良い睡眠を重視するそうです。
睡眠時間を削って働く量を増やせば生産性は上がると考えてしまいそうですが、実はこれは短絡的な考えで、できる人は「少ない時間とエネルギーで効果を出す」と考えるそうです。この考えを「エッセンシャル思考」といい、これを実現するために8時間の睡眠は欠かすことができないそうです。
ホリエモンこと堀江貴文さんも同じようなことを本に書いていた気がします。堀江さんはたった半年の受験勉強で東京大学に合格されたのですが、その期間、毎日絶対に8時間以上の睡眠をとったそうです。
社会に出られてからもそのスタイルは変えていないそうで「一睡もしていない」と頑張ったアピールをしてくる人をみると「こいつバカか?」と思うそうです。今思うと、SEとして働いていた当時は自分も含めて周りにそういう人しかいなかったので、堀江さんからするとバカばっかりに見えたと思います笑
睡眠不足は酩酊状態
驚いたのはこれです。なんでも、1日の徹夜は血中アルコール濃度0.1%に相当する機能低下をもたらすとのこと。血中アルコール濃度0.1%とはほろ酔い状態と酩酊初期状態の境になり、0.1%を超えると酩酊初期状態に分類されます。
ちなみに、血中アルコール濃度が0.15%を超えると完全に酩酊状態。0.3%を超えると泥酔状態、0.4%を超えてくると昏睡状態となり死の危険が出てきます。
ということは、1日徹夜して「昨日から一睡もしてないんだよねー」と言っている人は、朝から少なくともほろ酔い状態になる程度には飲んでから出勤しているのと変わらないことになります。
自分も2日徹夜などしていましたので、3日目の朝はベロベロに酔っぱらって出勤してるのと変わらない状態だったということになります^^;
確かに、3日目などはまともな仕事ができていた気がしません。。。
当時は徹夜を続けると上司に「がんばってるなー」などと褒められましたが、ベロベロに酔った状態で会社に行って「がんばってるなー」と言われているのと変わらないと思うと、凄く滑稽に思えてきます^^;
8時間以上睡眠をとろう!
記事で、優秀なリーダーたちは8時間以上睡眠を取ると紹介されています。良いアウトプットを出すために、8時間以上の睡眠は不可欠とのこと。8時間連続で睡眠が取れなければ、昼寝をするのも効果があるそうです。
まだ睡眠は軽視される傾向にあるそうなのですが、Googleさんは「昼寝ポッド」なるものを社員のために用意していて、社員は予約してこの中で昼寝ができるそうです。午後の業務中に寝ている人がいると怒られるのが普通だと思うのですが、さすがGoogleさんですね。
記事を読んで、Googleさんのように「睡眠重視」という企業が増えてくるのではないかと感じましたし、できれば今勤めている会社もそうなってほしいなと思います。今度、朝礼か何かでこの内容を紹介してみようかな笑
以上、睡眠と生産性に関する記事が面白かったので紹介させていただきました。
おわりに
若かった頃の働き方を思い出すと、本当に最悪な働き方をしていたと思います。
「睡眠なんて削ってなんぼ、寝ないで働く奴が偉い」
みたいな風潮だった。。。
当時、ソフトウェアハウス(ソフトウェア案件を受注して開発)で働いていたのですが、当時の上司は「徹夜は仕事をもらっているお客さんへのアピールにもなるからした方が良い」みたいなことも言ってました。
アピール方法完全に間違えてますよね^^;
今ならわかるのですが、当時は信じて疑わなかった。。。
お客さんからすると納期までに品質の良い製品を収めてもらえば良いわけで、それさえ守ってくれれば、開発過程などぶっちゃけどうでも良いわけで。。。
今思うと、納期にも間に合わなかったし品質も悪かった気がするので、それを許してもらうための「がんばってます!」アピールが徹夜だったようにも思います笑
それで許してもらえるところが良くも悪くも日本企業っぽいとは思うのですが^^;
最近は無茶な残業や徹夜などすることがなくなりましたが、今後も徹夜などせず、睡眠をしっかり取ることを心がけていきたいと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。