平日禁酒で酒を楽しむ、『平日禁酒ブロガーさかもと』と申します。
今回はお酒の失敗談第2弾を紹介します。第一弾と同じような話ですが(笑)
年に1度の1日野球漬けの日
勤めている会社で野球チームを結成しており、月に2回のペースで活動している。
いつもは練習試合か練習なので、だいたい2時間くらいの活動なのだが、年に1度だけ、9時~18時の1日野球漬けとなる日がある。毎年、他のチームの方が主催となり、4、5チームを集めて企画してくださるイベントで、うちの会社のチームからも毎年5人くらい参加させていただいている。
場所は兵庫県の三田市で、開催は必ず土曜日。午前は練習、午後はチームをごちゃ混ぜにしての紅白戦になるのだが、1日中野球をするので、終わった時は疲れ果てている。
疲れ果ててはいるが、1日頑張った後の土曜日の夕方だ、当然のように飲みたくなる。
高槻にて宴会開始
車できているので三田では飲めない。ウチの野球チームメンバーは、ほぼ高槻市在住なので、一旦、三田から高槻に移動して、飲み始める。
飲み始めると、その日のお互いのプレーの話で盛り上がるので、ペースがいつもより早くなる。
ペースはいつもより早いが、体が疲れている分、酔いが回るのも早い。なので、フラフラになるのもいつもより早い。
南へ。。。
この日の解散は22時くらいだったと思う。早めの解散だったが、かなり酔っていた。僕の帰宅ルートはJR高槻駅から大阪駅で環状線に乗り換えて、弁天町という駅まで。
いつも電車で寝過ごす時は、大阪駅を通りすぎて神戸方面に行ってしまうというパターン。この日は疲れてるし、寝たら確実に起きれないと思ったので、頑張って高槻駅から大阪駅まで起きていた。
そして、無事に大阪駅から環状線へ乗り換えることができた。環状線に乗れて安心したのか、乗ってすぐに眠りに落ちてしまった…
ふと目が覚めた。かなり長い時間寝ていた気がする。外を見る。
ハッとした。全然知らない景色だった。電車が停車中で、ブザーがなり出発しようとしていたので急いで電車から降りた。
どこや??ここ。
でも、環状線に乗ったので、どこで降りても大阪市内。どの駅からでもタクシーで帰れるはずだ。
駅名を確認する。
「長滝」
なが・・たき・・??
僕は大阪市内で生まれ育った大阪人である。「ながたき」という駅が環状線内にないことは瞬時に把握できる。
(何が起きたんだ??)
全く想像がつかなかった。
容赦なしの関空・紀州路快速
とりあえず現在地をスマホで確認。
えらいとこまで連れてこられた。。。
横に関西国際空港がある。この瞬間、なにが起きたか理解できた。
「関空・紀州路快速」
こいつに乗ってしまったようだ。
この「関空・紀州路快速」という快速電車は環状線内を回ることは回るが、天王寺駅から南を目指してしまう。
(完全にやってもーた…)
こんなことなら、大阪駅を寝過ごして姫路まで行った方がまだましだったかもしれない。
しかも不運は重なる。「関空・紀州路快速」は長滝駅手前の日根野駅で車両の切り離しを行い、一方は関空、もう一方は和歌山方面へ向かう。
そして僕は和歌山方面へ向かう方の車両で寝ていたらしい。もし関空方面へ向かう車両で寝てたなら、今頃は関空である。
関空だったら、空港内のベンチとか適当なところで寝れたかもしれないのに。
この「長滝」という駅は何もなかった。0時半くらいだったので、大阪方面へ戻る電車はもうない。
(どうしよう…)
とりあえず、コンビニで近くに泊まれそうなところないか聞こうと思い、少し歩いてコンビニを見つけ、店員さんに聞いた。
この近くは何もないということだったが、隣の日根野駅にいけばあるかもしれないとのこと。
奇跡のたこ焼きバー
日根野駅まで歩くことにした。
距離は3キロくらいだったが、迷いに迷った。(僕は極度の方向音痴)
しかも、野球道具を持ちながらなので、日根野駅に着いたころには疲れはてていた。どっか、周りに泊まれるところないかなと探そうとしたとき、一件のバーのようなお店が目にはいった。
営業しているっぽい。
時間は午前の2時になろうとしていた。調べたところ、始発は4時半くらい。もう、あんまりお酒いらんけど、始発までここで飲んでおこうと思った。助かった。
「たこ焼きバー」と書かれたお店に入ってみると、数人のお客さんがいた。
お店の人は僕と同い歳くらいの男性の方だった。一人であることを告げ、カウンターに座り、ハイボールを注文した。
「この時間にお一人でおっきな荷物もって、どうかされたんですか?」
お店の人に効かれたが、当然の疑問だ。これまでのいきさつを簡単に説明する。
「そら大変でしたね!前の車両なら関空やったのにねぇ。」
切り離された車両、前が関空で、後ろが和歌山へ行くらしい。常連さんと思われる、僕より少し上くらいの男性の方が2つ隣の席くらいで飲んでいたので話が聞こえたらしく、
「大変やったねぇ」
と声をかけてくれた。その後は、お店の人、常連さん、僕の3人でいろんな話をしながら飲んだ。
とても話やすい人達だったので、話しているうちにどんどんお酒が進んだ。店に入る前はお酒いらんと思っていたが、酒飲みは飲めてしまうのである。
最初のうちは楽しく話していたが、3時過ぎたあたりから眠くなってくる。お店で寝たら迷惑なので、3時半くらいにお店を出た。
始発まで、まだ1時間ある。駅にも入れないし、駅の外で寝る気にはなれなかったので、隣の熊取駅まで歩くことにした。
距離は3キロくらい。途中、コンビニとか寄りながらトボトボ歩いて、始発の15分前くらいに駅についた。
これでやっと帰れる。いろいろと長かった…
駅に入り、ホームの待合室で始発電車を待った。
繰り返された過ち
「・・・ません。すみません!」
という声で起きた。見ると駅員さんが立っていた。ホームの待合室に入ってすぐ寝てしまっていたようだ。
「電車、乗られますか?」
(何を聞いてくるんだ?この人は。乗るに決まってる。乗りたいからここで待ってるのだ)
「はい。乗ります。もう始発が来ま……」
時計を見た。
7時になっていた…
待合室に入ったのが多分4時半前。2時間半以上、ここで寝ていたことになる。
「すみません!次来る電車にのります!!」
待合室にいるのも申し訳なくなって、待合室を出て、ホームで電車を待った。何か取られていないかと不安になったが、財布等、何も取られていなかった。
電車が来る。
(2時間半も寝てしまってすみませんでした。迷惑かけてごめんなさい)
と待合室に向かって心の中で謝り、電車に乗った。自転車を止めている弁天町駅についたころには8時を回っていた。前日の7時半くらいにこの駅を出ているので、約24時間ぶりに帰ってきたことになる。
(やっと、、、やっと帰ってこれた…)
長い旅行から帰ってきた時とはまた違った感じの『帰ってきた感』がある。
大阪市→三田市→高槻市→泉佐野市→大阪市
三田に寄ってから大阪縦断してる感じ。こんな形で大阪縦断なんかしたくなかった。本当に疲れた。
自転車に乗って家に帰る。帰ると、リビングのテーブルに、晩酌用のサントリー角瓶がわずかに残っていた。
(今日は休肝日にしよう)
そう思い、残った角瓶をシンクへ流す。しかし、夕方になると飲みたくなってくる。
そしてその日の夕方、近所のスーパーへ角瓶を買いにいく僕がいた。
(今日は家で晩酌やから、寝てしまっても知らないところで目覚める心配はないな)
と、わけのわからない安心感を抱きながら、今日もまた飲み始めるのであった…
おわりに
2年前くらいの話です。当時、今日は休肝日にしよう!と思う日の朝は、家にあるお酒を捨てるようにしてたのですが、夕方になると飲みたくなり、同じものを買ったりしてました(笑)
ここ最近は、前回の健康診断でいろいろと言われたので、毎週休肝日が作れるようになっていて、朝お酒を捨てた日の夕方に、またお酒を買うことはなくなりました(笑)
当面の目標は週に3日休肝日を作ること。なので、こういう記事を書くのも、自分への戒めの意味も含んでいます。
週に2日作れるようになってきたので、週に3日、頑張ったらできそうな気がしています。頑張ろう。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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