酒との戦いの記録を残すため『禁酒日記』を書いている、『禁酒ブロガーさかもと』と申します。
禁酒を再開して246日目。
オリンピック開幕しましたね。
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アルコール依存者の禁酒日記106〜酒からの脱却〜
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禁酒日記107
2020年11月21日に禁酒を再開し、禁酒246日目。
オリンピックが開幕した。開催にあたり賛否とびかっていたが、始まった以上楽しみたいと思う。しかし、緊急事態宣言や蔓延防止措置の中での開催なので、スポーツバーなどみんなで飲みながら盛り上がれるような場所は普段通りとは行かない。営業できても午後8までの制約などがる。
先日、勤め先の人が
「みんなで飲みながら盛り上がって見たいけど、無理そうなので家飲みで楽しむわ」
と言っていたが、僕もこの気持ちはわかる。オリンピックの自国開催などもう生きている間にはないだろう。それを思うとみんなで盛り上がりたい。だから、制約のある中での開催は残念だとは思うが、飲みたいという気持ちはない。
なぜなら、オリンピックはそれ自体が興奮させてくれるからだ。そこに酒はいらない。しかし、スポーツ観戦と酒をセットにする人は多い。これはオリンピックに限った話ではなく、普段の野球観戦でも、サッカー観戦でも(両方オリンピック競技だが)同じだ。これらを見るときに酒を飲む人は多いと思う。昔は僕も飲んでいた。
僕も飲んでいたから、気持ちはわかる。飲んで良い気分になり楽しみにしていた野球などを見ると、より楽しく感じた。しかし、それは錯覚。脳内の状態は、酒によって出されたドーパミンでうめつくされた状態だ。これがより楽しいという気持ちにさせてくれているだけだ。酒を飲まないほうが、よりゲームに集中できて、楽しめる。
酒を飲まない方がよりよい世界になるのだが、飲んでいる人は「酒は素晴らしいもの」と信じているので、理解してもらうことは難しい。どう言ったらわかってもらえるか考えることはあるが、難しい。おかしな宗教にハマっている人を説得しようとするときも、きっとこんな感じなのだろうと思う。
ただ、やはりオリンピックを飲みながら見るのはもったいないと思う。「オリンピックだー。飲むぞー」と酒を飲むと、脳は酒によって出されたドーパミンでうめつくされた状態になる。つまり、いつもの状態。もう生きている間にないかもしれない自国開催のオリンピックなのに、脳をいつもと同じ酒づけの状態にしてしまうのは、もったいなくないだろうか。
なんというか、最高級の肉を使ったステーキに、いつも使っている安いマヨネーズをドバドバかけてしまっているような、そんな感覚になる。オリンピックという最高の食材があるなら、それに余計なことをせず、そのまま楽しむべきだと僕は思う。
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アルコール依存者の禁酒日記107〜酒からの脱却〜
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