メンタルの大切さ


今回のお話

人って、気持ちの持ちようで劇的にパフォーマンスが改善されることがあるんですね。今回はこうも劇的に変わるのかと感じた事例を紹介します。メンタルって大事。。。

奥伊吹スキー場へ!

1年に1回、僕と僕の友人N、友人Oのおっさんスキーヤー3人で「1日中コブ斜面を攻め続ける」という、半ば修行のようなイベントを、アクシデントが無い限り毎年実施している。

車の中でコブ斜面の滑り方レッスンDVDを見ながら行ったりすることもあるので、かなりストイックなイベントだと思う。

今年で多分5回目くらいの開催になると思うが、基本的に3人とも年に一度のこの機会しか真剣に練習しないので、あまり上達はしない。

毎回、何かをつかみかけるところまでは行くが、翌年はその何かを忘れているので、毎回それを思い出したくらいで終了する。とはいえ、5年も続けていれば、やはり少しずつは成長していく。

しばらく3人のレベルは同じくらいだったが、その中で、昨年あたりから友人Oが頭一つ抜け出しそうな気配を見せていた。もう一人の友人Nと僕は同じくらいのレベル。

そんな中、今年もこのイベントが開催された。

毎年、Oが車を出してくれて、僕とNを拾いに来てくれる。移動に関して僕たちはOにお世話になりっぱなしなので本当に感謝している。

そして迎えに来てくれたOの車を見ると、

(今年もこの時期が来たか)

という引き締まった気持ちになる。普通、ボードとかスキーしにゲレンデ行く前は浮かれまくっているものだが、そんなナンパな気配は一切ない。完全に硬派な空気になる。

僕を拾ってもらって、その後Nを拾ってゲレンデへ向かう。向かう先は滋賀の奥伊吹スキー場。ここの「チャンピオンコース」というボーダー滑走禁止のコースが僕たちの修行の場となる。

(この奥伊吹スキー場にゆるく遊びに来ることもあって、その様子はこちらの記事で紹介してます)

特訓開始

ゲレンデに着くと、早速着替えてコースへ向かう。

奥伊吹スキー場は12個のコースがあるが、向かう先は決まっているので地図など見る必要はない。最短でチャンピオンコースへ向かう。

チャンピオンコースへ到着後、毎年1本目は足慣らしで横にあるダイナミックコースを滑る。何においても練習前にストレッチをすると思うが、これがそのストレッチにあたる。

ダイナミックコースを一本滑っていよいよチャンピオンコースでの修行がスタートする。

このチャンピオンコースを簡単に紹介しておくと、ボーダー滑走禁止のスキーヤー専用コースで、最初から最後までコブ斜面である。全体的にはこんな感じ。

最大斜度は33℃。写真の右側に少しだけコブがないところがある。初級、中級、上級コースに分類される中の上級コースになる。

なので、ここを滑るスキーヤーはやはり上級者が多い。そんなコースで修行をスタートする。

すべり出して最初は、感覚が戻らない。自分の描いたコースで滑れないどころか、自分の思い通りに動けない。コブに遊ばれている感じがする。

でも毎年のこと。3本、4本、5本と滑るうちに感覚が戻ってくる。リフトでもお互いの滑りに対して気づいたことを言い合ったりする。

そうすることにより、みんなの滑りが良くなっていく。そして午前が終わるころ、Nと僕は前回の自分たちのレベルに戻ったくらいまで持ってこれていた。

午後には去年の自分を超えれる手応えがあった。しかし、OはNと僕の少し先を行っていた。もう去年のOを超えていたような感じがあった。

上級者が多いこのコースでも、やはりレベルは別れる。Nと僕は平均よりもだいぶ下のレベルだと思う。

確実に「この人には勝てる!」と思うスキーヤーは、明らかに間違えてこのコースに入ってきて、(こんなつもりじゃなかった…)と思っているに違いないスキーヤーだけだった。

しかし、Oは平均より少し下くらいのレベルに行ってるように思えた。少しづつ、Oの背中が離れていくのを感じていた。でも、まだ捕まえれる。午前が終わる頃はそう思っていた。

ありえない勘違い

昼を済ませ、午後の練習に向かう。チャンピオンコースに着き準備を開始する。この日は暑かったので、ウェアを着ないで滑っている人も結構いた。

リフトの横にウエアを置ける簡単な場所が用意されていたので、僕たちもウェアなどを置きながら準備しているとき、不意にOが話し出した。

O:「俺らも40なってもーたけど、元気やなぁ。」

N:「そやな。まあ、厳密にはまだ39やけどな。」

O:「え?そうなん?ええな。俺もうリアルに40なってもーたわ。

僕:「ちょっと待って!そんなはずないって!俺ら同い年やもん。」

O:「さかもとは早生まれやから、年齢は一個下やろ?」

僕:「そやねんけど、俺、先週誕生日きて39なったから、今は同じのはずやで」

N:「Oって昭和○○年生まれやろ?」

O:「うん。」

N:「ほな、俺も同じやから間違いなく今39歳やで!」

O:「マジで。。。?」

僕:「マジやって!てか、ほんまに間違えとったんか??」

O:「今年で41やと思ってた。。。」

爆笑するNと僕。

N:「こんなことあんのか(爆笑)」

僕:「おもしろすぎる(爆笑)」

O:「ほんまやな!嘘ついてへんな!俺、ほんまにまだ39やねんな?」

僕,N:「ほんまやって!!」

O:「俺、まだ30代なんか!そやったんか!、なんか、俺あのコブの斜面めっちゃ滑れる気がしてきたわ!!」

再び爆笑するNと僕。

しかし、自分が30代と判明してからのOの滑りは見違えるようだった。上達するスピードが半端ない。

もう、午後を滑り出して1時間で僕たちの知っているOはいなくなっていた。近くに見えていたOの背中が完全に見えなくなっていた。


メンタルって大事

そういえば、これと似たような感覚を小学校時代に味わったことがある。僕は少年野球をやっていたのだが、ずっと一緒くらいのレベルだった友人に6年生のとき一気においていかれたことがある。

そんな遠い昔のことを思い出していた。小学生とか中学生が何かのきっかけで自信をつかみ、一気に成長することはあると思うが、それと同じことが今、目の前で起きている。

しかも起こしているのは40目前のおっさんである。そして、自信をつかんだきっかけはただの自分の(一般的にはとても考えられない)勘違いである。こんなことがあるのか。。。

1日を終える頃、Oはチャンピオンコースのスキーヤーの中でもトップクラスに近い滑りを見せるようになっていた。その滑りを見ながら、僕はメンタルの大切さを噛み締めていた。

帰りの車では、ちょうどWBCの日本 vs オランダの試合がやっていたので3人で見ていた。

この日は中田選手が大活躍していて、Oが

「中田ほんま勝負強いよなぁ。気持ちが強いわ。」

と言っていたが、僕は(お前もやけどな)と思っていた(笑) 今年はメンタルトレーニングの本、いろいろ読んでみようと思う。

おわりに

メンタルトレーナーである白石豊さんの「本番に強くなる」という本を先日読み、メンタルって本当に重要なんだなと思っていたのですが、今回紹介したお話で再認識しました。しかし、自分の歳を間違えていたのは、我が友人ながら本当に面白かったです(笑) 

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

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