飲まない日にできるだけ日記を書く、徒然しらふ日記。本日もどーでも良い内容を徒然と。。。
おっさんになってるのを実感します。。。
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徒然しらふ日記11〜飲んでない日は日記でも書こう〜
徒然しらふ日記12
おっさんになったなぁと実感することがあった。
僕はソフトウェア技術者として働いて長いので、ソフトウェア的なところの経験は一通りあり、ネットワークも例外ではない。
ネットワークを簡単に言えば、今やどこのご家庭にもあるLANケーブルとか繋いで通信するあれである。今の会社でそのあたりの仕事をしているので、ネットワーク関連のプログラム設計、作成、検証をすることが多いのだが、今日、パソコンとパソコンを繋いでプログラムの動きを確認する場面があった。
ひと昔前ならパソコンとパソコンを直接つなぐ場合、LANケーブルでも「クロスケーブル」という種類のケーブルを使わないと通信できなかった。
LANケーブルには、「ストレートケーブル」と「クロスケーブル」という二種類がある。昔はパソコンと中継器(ハブなど)をつなぐ時はストレートケーブル、パソコンとパソコンを直接つなぐ時はクロスケーブルでないと通信できなかった。
ストレートケーブルとは送信側の送信線が受信側の送信線に繋がる。クロスケーブルは名前の通り、送信側の送信線が受信側ではクロスして受信線に繋がるのだ。
通信は送信を受信で受けないと成立しない。だから、パソコンとパソコンを直接つなぐ時は、間に何もないため送信と受信を反転させてやる必要があるのでクロスケーブルを使う。(ハブに中継させる時はハブがうまいこと送信と受信を切り替えてくれるのでストレートケーブルで良い)
前置きが長くなってしまったが、一昔前は以上のとこは常識だった。だが今の時代、もう、どっちのケーブルでも繋がってしまうのだ。それは、パソコンを含むネットワークに繋がる機器全般に自動判定機能が搭載されていて、ストレートケーブルかクロスケーブルかを判定して、勝手に変換してくれるのである。
だから今の時代、よっぽど古いパソコンでないとストレートケーブルかクロスケーブルかなど気にしてくて良いのだ。
なので、今の若い人はその辺に転がっているLANケーブルを拾ってきて、なんの確認もせずにパソコン間を繋げる。今の時代はそれで良いのだが、なんだが少し寂しくなって、
「オレの若い時はストレートケーブルかクロスケーブルかチェックしたわぁ。ケーブル間違えたら繋がらんくてなぁ。パソコンどうしつなぐ時、ストレートケーブル使ってずっと繋がれへんかったりしたら上司に、お前、それストレートちゃうんか?ど素人みたいな間違いすんな!って怒られたりしたわぁ」
とか言ってしまった。すると若い人が
「へぇ、ストレートとクロスとか気にしてたんですね」
とそっけなかった。今の若い子はそんなの気にしないし、ケーブルが二種類あることすら知らない子もいる。そして、あからさまに僕の話はどーでも良さそうだった。
この時、自分の若い頃を思い出した。僕が若い頃に上司が
「オレらの時代はなぁ、アセンブラ読めるのは当然でなぁ。機械語読めるやつも中にはおったわ。機械語とか、1と0の羅列やで。でも、そんなことができなあかん時代やったわぁ」
みたいな話をしてくれた。その時僕は、鬱陶しいなぁと思ってめんどくさそうに聞いたものだ。そして今日、若い頃の僕と全く同じ反応を、目の前の若い子がしているではないか。
この時、僕は鬱陶しい話をする側になってしまったのだと痛感した。
今、この歳になって思う。。。若かりしあの頃、もっと優しく、上司の昔話を聞いてあげるべきだったと。。。
今はどこで何をされているのか知らないが、もし、奇跡的にどこかでお会いできたらなら、ゆっくりと機械語のお話を聞かせていただこうと思う。
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