飲まない日にできるだけ日記を書く、徒然しらふ日記。
野村監督。。。大好きな監督でした。
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徒然しらふ日記8
ニュース速報で、久しぶりに驚いた。
現役時代は南海で活躍し、ヤクルト、阪神などで監督を務めた野村克也さんが亡くなったニュース。残念でならない。
僕は現役時代を知らないので監督としてのイメージが強いが、子供の頃から見続けているプロ野球で、一番の名監督だと思う。
ヤクルトを3度の日本一に導いた実績はもちろん凄いが、めちゃくちゃ弱かった阪神を強くしたのは間違いなく野村監督だ。
野村監督が阪神の監督に就任した当時、阪神は本当に弱かった。優勝争いから早々と脱落するのは当たり前。今の阪神ファンは弱くて負け続けても球場へ足を運ぶが、昔のファンは優勝争いから脱落すると球場へ行かなくなったので、甲子園はガラガラだった。
よくガラガラの甲子園に行って、空いている席に酒やつまみを並べて飲んだものだ。
そんな阪神だったが、野村監督は後に主力となる赤星選手や藤本選手などを見つけてきて、使った。ただでさえ弱いのに、経験の少ない若手選手を抜擢して負ける中で育てた。
そして、野村監督が育てた選手たちが一人前になり、2003年の優勝につながる。優勝した時の監督は星野監督だったが、あの優勝は、負けつづける中で選手を育てることに重きをおいた野村監督の育成があったからこそだ。
個人的には2003年、2005年の阪神優勝は野村監督の功績だと思っている。
今の阪神はどうか。残念ながら、何をしたいのかよくわからない。もちろん、フロントから勝利を最優先と言われているのであろうが、試合によって使う選手をコロコロ変える。少しでもミスをするとすぐにベンチへ下げる。負けがこむと使えない外人をとってきたりする。目先の勝利しか見ていないように思う。
今の矢野監督もだが、前任の金本監督もそうだった。金本監督が、「勝ちながら育てる」と言っていた記憶があるが、そんな虫の良い話はないと思う。
何年か先を見据えて、腰を据えて育てるなら、2,3年は最下位でも仕方ないと思う。育てている選手の失敗で負けるなら、それは次へつながる負けだ。だから、個人的には弱い時代が続いてもかまわないので、若い力を育ててほしい。
そういった思いを持っているが、矢野監督のインタビューなどを聞く限り、それは厳しそうである。また今シーズンも選手をコロコロ変えて目先の勝敗に一喜一憂するのであろう。
そんなことを思うと、野村監督は本当に偉大な監督だった。
心より、ご冥福をお祈り致します。
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