今回は、知られざる京セラドーム大阪からの徒歩圏内駅、南海電鉄の汐見橋駅を紹介します。
京セラドーム大阪へ行かれる際、ほとんどの方が
・JR大正駅
・阪神ドーム前駅
・地下鉄大阪ドーム前千代崎駅
のいずれかを利用するのではないでしょうか?
京セラドーム大阪のHPを見ても以下のように紹介されてます。
出展:京セラドーム大阪
なるほど、確かに少し遠いけど地下鉄中央線の九条駅からは歩いていけますし、バスでも大正駅に行けますね。。。
確かにそうなんやけど…京セラドーム大阪さん…まだあるやん!!
僕はこの辺りが地元なので大阪ドームへ行く時はいつも自転車なのですが、地元の人間なら「もいっこあるやろ!!」とつっこみたくなる駅があります。
その駅が今回紹介する南海電鉄汐見橋駅です!!
そしてこの駅、昭和の雰囲気漂うレトロな駅なのです。おそらく都会でこんなレトロな雰囲気が残っている駅はないです。少なくても僕は知らない。
そんなステキな汐見橋駅を京セラドーム大阪さんがアクセスマップに入れていないので、僕が紹介することにします(笑)
※こちらの記事で大阪港(海遊館・天保山)〜USJのお得なルートも紹介してます
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大阪港(海遊館・天保山)からUSJまで、船(無料)と徒歩で行けちゃいますよ!
ほんとに歩ける距離です!
まず一番大事なポイント。
ほんとに歩けるのか?
という点ですね。
Googleさんに徒歩で計算してもらうと、以下の結果になりました。
最短コースで1.2km、徒歩14分です。十分歩けますよね笑
でも、京セラドーム大阪さんのHPでは地下鉄九条駅から徒歩9分ってなってるんですけど、僕の感覚では九条駅から歩くのも、汐見橋から歩くのもそんな変わらないと思うんです。だから地下鉄九条駅~大阪ドームもGoogleさんに聞いてみました。
最短距離で1.0km、徒歩13分。ほら!やっぱりそんな変わらない!!
なので、京セラドーム大阪さんのHP基準で考えて、汐見橋~大阪ドームまでは徒歩10分ということにします笑
汐見橋駅紹介
駅はこんな感じの外観です!写真では伝わりにくいかもしれませんが、ほんとレトロな駅です。
都会の真ん中にポツンと昭和が落ちてる。
なんか、そんな感じです。
もちろん、駅の中も電車もレトロですよ!!
改札もこんな感じで、駅員さん1人しかいないし、電車もワンマン2両で、本数は30分に1本!
ほんと、田舎の駅みたいですよね^^;
実は汐見橋駅の隣が阪神電車の桜川駅なのですが、比べてみるとレトロさがよくわかります笑
この写真を見て気付かれた方もいるかもしれませんが、阪神桜川駅の次の駅がドーム前駅になります。
ですので汐見橋駅から大阪ドームまで歩くというのは、阪神電車一駅分歩いていることになるんですね。
『汐見橋降りて、桜川から阪神電車に乗り換えたらええやん』
という意見もあるでしょう!
でもですよ、たった一駅の為に乗り換えるなら、歩きましょうよ!って話です笑
1kmちょっとの距離だし、乗り換えで電車待つ時間とか考えたら、きっとそんなに変わらないですよ!多分…^^;
ただですね、実際にそんな乗り換えをする人はいないと思います。それはみんな汐見橋駅から歩いてるからという訳ではなくて、ドームに行くために為にこの路線を利用する人がほとんどいないのです。
おそらく、そのことが理由で京セラドーム大阪さんがHPに汐見橋を乗せていないと勝手に推測しているのですが、みんなが利用しない理由を説明したいと思います。
というか、南海電車の路線図を見れば説明するまでもないのですが^^;
あ、余談ですが汐見橋駅から地下鉄千日前線の桜川駅も近いですよ。
南海電鉄汐見橋線
以下、南海電車全体の路線図です。
出展:南海電鉄
左下、赤く囲ったところが汐見橋駅です。南海電鉄は南海本線と高野線に分かれるのですが、汐見橋駅へは、南海本線、高野線のどちらからも岸里玉出駅乗り換えで行くことができ、汐見橋駅~岸里玉出駅間が南海汐見橋線になります。
そして、この南海汐見橋線が大阪ドーム移動に使われない理由ですが、拡大した路線図を見ればわかります。南海本線、高野線、どちらの線で確認してもよいのですが、高野線で確認して見てみます。
出展:南海電鉄
はい。これが理由です笑
南海電車を使って大阪ドームへ行く人は、新今宮駅でJRに乗り換え大正駅まで行くか、なんば駅で阪神電車に乗り換えドーム前駅まで行くか。このどちらかです。
岸里玉出駅乗り換えて汐見橋駅を選択する人はまずいないと思います。
理由は大きく以下三つだと思います。
・岸里玉出駅は普通電車しか止まらない
・汐見橋線の電車は30分に1本
・1.2km歩かないといけない
普通電車しか止まらず、下手をすれば最大30分待たないといけない…そして、やはり1.2kmは遠い…選ばれない理由には十分です…でもね、電車の時間を調べていけば、それほど変らなかったりするんですよ。よし!比較してみましょう!
それぞれ比較してみた
例えば、土曜日ダイヤで19時に堺東駅に着いて、ドームを目指すとすると、考えられる3つのルートで時間は以下になりました。
左から、JR大正駅、阪神ドーム前駅、南海汐見橋駅。
・JR大正駅の場合
ドームまで徒歩7分なので、到着は34分。コストは380円。
・阪神ドーム前の場合
ドームまで徒歩すぐとありますが2分として、到着は33分。コストは440円。
・南海汐見橋駅の場合
ドームまで徒歩10分なので、到着は44分。コストは260円。
時間はドームを選んだ到着時間が一番でしたが、JR大正でも1分しか変わらないです。南海汐見橋を選んだ場合は他の二つよりも10分遅れという結果になりました。確かに10分は遅れました。
しかし、コストはダントツの一位!!
汐見橋駅を紹介する記事なのでかなり汐見橋寄りの記事になってますが、一番安くてこの程度の遅れ、しかも、田舎でしか味わえないようなワンマン2両の電車の雰囲気も味わえる!そして、1.2km歩くのは健康的!!
このように見てみると、南海汐見橋線を使うのも全然ありではないかと思うのです^^
あとですね、大阪ドームで大きなイベントがあり、帰りにJR大正駅や阪神ドーム前駅に人が殺到している場合。南海電車を使って帰られる予定の方は汐見橋駅を狙いましょう!この路線は、絶対に空いています。
ただ、終電が23時前に終わってしまうので、そこだけ注意です^^;
http://ekikara.jp/newdata/line/2707091.htm
以上、都会の秘境駅、南海汐見橋駅を紹介してみましたがいかがでしたでしょうか?
都会でありながら昭和感を存分に味わえる電車ですので、京セラドーム大阪、また、桜川周辺にお越しの際は是非利用してみてください!
おわりに
大阪ドームから徒歩圏内の駅、南海汐見橋駅を紹介してみました。
この記事で散々押してきた汐見橋駅ですが、実はなくなってしまうかもという噂もあります。
もともと人気のなかった汐見橋線がなぜこれまで残っていたかというと、新しく計画されている大阪駅北側(うめきた)となんば付近を結ぶ計画の路線、『地下鉄なにわ筋線』の南海への経由駅の候補に入っていたからなのです。
しかし、難波駅近くに新難波駅を作り、この駅から新今宮につなげる形で南海へ経由することが決まったみたいなので、汐見橋駅は『なにわ筋線』にとっては必要なくなってしまったのです。
ですので、廃線になるのではないかと…
でも、大阪の都芯にこんな雰囲気の駅は二つとなく、レトロで昭和感のあるこの駅が新鮮に感じれたりします。だから、なくなってほしくはないのですが、こればっかりは願うことしかできないですね…。
これだけ押しておいて、最近自分では汐見橋から電車乗らなくなっているので、今度堺方面に遊びに行く時、久しぶりに汐見橋駅から乗って行こうと思います。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
※こちらの記事で大阪港(海遊館・天保山)〜USJのお得なルートも紹介してます
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大阪港(海遊館・天保山)からUSJまで、船(無料)と徒歩で行けちゃいますよ!