ランニング 登山

関西オススメトレッキングコース、葛城ロープウェイ駅~白樺食堂~葛城山山頂(北尾根コース)紹介【大和葛城山登山】

奈良と大阪に跨る大和葛城山に登ってきましたので、今回はトレッキングコースの紹介をしたいと思います。

大阪側(千早赤阪村)から登るコースもあるみたいなのですが、今回は奈良の葛城山ロープウェイ駅から登りました。

葛城山、標高959メートルと高い山ではありません。

ですが、2月中旬に登ったのですが、この時期は山頂付近に雪が結構残っていて、アイゼン(爪が付いていて、雪をザクザク踏みしめてる器具)なしで登ったので怖かったです。アイゼン、こんなやつです。

 

出典:写真AC

登っている方はほとんどアイゼンされてたので、この時期(2月中旬)の登山には低い山でも必須のようです。良い勉強になりました。

それでは、コースを紹介していきます。

トレッキングコース全体と所要時間

↑の写真の赤のルート、北尾根コースを登りました。

途中から自然研究路へ分岐するルートもあったのですが、雪が思った以上にあったのでダイヤモンドトレールを登りました。結局、ダイヤモンドトレールも雪凄かったですが^^;

櫛羅の滝コースは昨年の台風21号の影響で登山道がなくなったらしく、通行止めになっていました。

自然研究路も一部が通行止めになっていました。台風、けっこうな爪痕を残していったようです。

北尾根コースで登ると山頂までの距離はおよそ4kmです。

休憩しながら登って今回は1時間50分で登れましたが、山頂付近が雪道になってて時間がかかってしまいました。雪がなければもっと速く登れたと思います。

葛城山は楽に登れると聞いていたのですが、北尾根コースはそれなりに傾斜も急で、思ったほど楽ではなかったです。

閉鎖になっている櫛羅の滝コースは山頂までの距離がおよそ3kmで初心者向けのコースとのことなので、こちら登ると楽に登れるのかもしれませんね。

あと、山を登るまで途中にトイレがないので、スタート前に駐車場か駅のトイレに行っておいた方がよいと思います。

それでは、コースの詳細を紹介していきたいと思います。

葛城ロープウェイ駅(登山口)

ここまでは車で行きました。駅のすぐ手前まで車でいけます。駐車場は何か所かありましたが、駐車料金はどこも1000円/1日みたいです。今回利用させていただいた駐車場は17時に閉まるとのことでした。

ここから歩くと、すぐにロープウェイの駅です。

今回は車で行きましたが、公共の交通機関でも来ることができます。

最寄駅は近鉄御所駅で、そこからバスが出ていて葛城ロープウェイ前バス停まで来ることができます。バスの運賃は290円みたいです。

それでは、登山スタートしたいと思います。

登山口~第1分岐ポイント

北尾根コースは途中に何か所か自然研究路への分岐があるのですが、まずは1つ目の分岐までを紹介したいと思います。

ロープウェイ駅の横を登っていきます。ちょうどロープウェイが出発してました。登ると、すぐに山への入り口があります。

 

このイノシシ除けの柵を入って登山スタート。柵に全体のコースと、櫛羅の滝コースが通行できない旨が記載されてます。

あと、写真撮るの忘れたのですが、ここに

「冬の登山はアイゼンを装備してください」

みたいに書かれた標識がありました。

(低い山やし、そんなんいらんやろ)

と思って気にしなかったのですが、山頂付近で凄い怖い思いをしました。

冬の登山、アイゼンは必須です!次からは絶対に装備していこうと思います。

山へ入すとすぐ、下の標識があります。

登山道に場所を示す看板があるので、何かあったときその場所を知らせてくださいということですね。

駐車場で地図をもらえるんですが、そこにもポイントが記載されていました。↓の感じです。

それでは、登っていきます。

すぐに櫛羅の滝コースと北尾根コースの分岐になるのですが、櫛羅の滝コースは閉鎖されてるので、北尾根コースを登ります。

 

こんな↓感じです。

写真ではわかりにくいんですが、最初からいきなり急な登りが続きます。けっこうきついです。

ほどなくして「ア」に到着、「イ」を目指しますが急な登りが続きます。

「イ」に到着です。ここまでスタートしてから500メートルもないと思うのですが、登りがずっと急なのでかなり疲れました。「ウ」を目指します。まだまだ急な登りが続きます。

「ウ」に到着。ここまで700メートルくらい。すでにだいぶきついです。

「エ」に到着。「ウ」~「エ」の区間これまでよりは楽でした。すぐ着きますが。

ここまでは景色もそれほど見えないし、坂きついしはっきり言って楽しくないのですが、「エ」を少し越えたところに休憩できるところがあり、そこからの景色はよかったです!

この日、天気が悪かったのですが、天気がよければもっとキレイだと思いま。ここまでスタートから900メートル弱。少しここで休憩して、先を目指します。

「オ」に到着。ここまでスタートから1.2kmくらい。「エ」~「オ」も坂きつめですが、この「オ」を越えたくらいからきつい坂がましになってきます。

「カ」に到着。ここから、これまでとくらべてだいぶ楽になってきます。↓の感じです。

写真ではわかりにくいですが、走れるくらいの感じです。今回は走らなかったですが、トレイルランならこの「カ」のポイントから気持ちよく走れそうです。

「キ」に到着。こまでスタートから1.5kmくらい。かわらず↓のような平坦で楽な道が続きます。

このあたりの区間がこの北尾根コースの中で一番楽だと思います。

「ク」に到着。過ぎると分岐があるのですが、自然研究路へはここから入れなくなってましたので、ダイヤモンドトレール方面へ向かいます。

この初めの分岐ポイントまでスタートから約1.7kmです。

 

第1分岐ポイント~第2分岐ポイント

分岐を過ぎるとまた少し登り始めますが、それほどきつくはありません。↓の感じです。

横を見ると、山肌に雪が見えました。

このときは

(まだ雪残ってんねんなぁ)

くらいに思ってました。まさか、この後自分ががっつり雪道を登るなんて考えてなかったです。。。

「コ」に到着。ここまでスタートから約2kmになります。「ケ」のポイントは先ほど自然研究路の方へ分岐するとあるので、今回のコースにはありません。最終ポイントの「サ」を目指します。

「サ」に到着です。「コ」から「サ」まではすぐでそれほどきつくありません。

このコース、ここまでは圧倒的に序盤がきついです。とくに「オ」くらいまでがきつかったです。「オ」を過ぎると、かなり楽になります。

しかし、この「サ」からがほんとにしんどかった。坂も急になっていくのですが、それよりも雪です。初めは↓の感じです。

ちょっと雪残ってるなぁ。みたいな感じです。それが

 

だんだんこんな感じになってきて、

こんな感じになりました。そしてこれ、雪っていうより、凍ってて、氷に近いんです。だから、普通に歩くとすべるので、めっちゃ慎重になりました。

この日はトレイルランニング用のシューズを履いていたのですが、雪は滑りますね。まあ、当然か。。。

このときに初めて、

(アイゼンいるなぁ)

としみじみ思ったのですが、もうどうしようもないです。。。

横を見てもこんな感じでした。見るぶんにはキレイだなぁと思うのですが、これを登るとなると、少し気が重くなりました。でも、ここまで来たので最後までいきます!

雪道を登っていくとダイヤモンドトレールに出るので、葛城山山頂方向へ進みます。そして、少し行くとまた自然研究路への分岐ポイントがあります。ここまでスタートから約2.5kmです。

 

第2分岐ポイント~葛城山山頂

もらった地図が自然研究路へのルートになってたので、そちらへ行きます。

初めは↓の感じでした。

雪ないから大丈夫そうと思っていたのですが、、、

ちょっと雪が出てきて、そして、

完全に雪道になりました!

いや、雪というより、氷の道ですね。相方と一緒に登っていたのですが、さすがに氷は怖いということで先ほどの分岐まで引き返し、ダイヤモンドトレール方向へ行くことにしました。(↓の写真の赤のルート)

しばらくは雪がましだったので、

(こっちを選んで正解だ)

と思っていたのですが、、、

あんまり変わりませんでした^^;

もう引き返しても同じなので、この道を行くことにしました。

できるだけ山肌が見えている部分を歩き、雪(氷)を避けて登りました。

僕は趣味でスキーをするので基本的に雪山見るとテンション上がるのですが、スキー板でなくランニングシューズ履いてると、そんなにテンションあがらないですね(笑)

雪道を登っていくと、ところどころに「ダイヤモンドトレール」を示すものがありました。

標識出てきました!葛城山まであと0.7Km!この標識までスタートから3km強です。

少し歩くと電波塔?のようなものがありました。このあたり雪がましでした。日が当たるところは大丈夫なようです。

と思っていたらまた雪。。。

でも、けっこう雪の中を歩いてきたのでもうそんなびっくりしません。雪道歩くのも若干うまくなってきてました。慣れって凄いです。

そこから少し進むとバーベキュー場が見えてきます。

 

ここまでくれば山頂までもうすぐです。バーベキュー場に寄り道してコースに戻ります。

左がロープウェイの駅、右が山頂方面なので右へ進みます。

白樺食堂です。山頂でカップラーメン食べることにしてたので、今回はスルーして先へ進みます。

 

リス?の看板があって、その横にトイレがあります。トイレの向かいから山頂へ登ります。↓の感じ。

 

↓の坂を上ります!

登ると葛城山山頂に到着!

山頂まではスタートから4km弱、標高は959メートル。かかった時間は休憩時間含めて1時間50分でした。

 

山頂、けっこう広かったです。ベンチもところどころにあったので景色を見ながらゆっくりすると気持ちよさそうです。温かければの話ですが、、、この日は寒かった。。。

天気も悪くて山頂からの景色もいまいちでしたが、頑張って雪道を登ってきたので、達成感はありました!

そして、楽しみにしてたカップラーメン!

このカップラーメンは登る前にコンビニで買っていきました。山頂では売ってなかったと思います。

雪道登ってきて山頂も寒かったので、これめっちゃ美味しかったです!カップラーメン食べてるときが一番幸せでした(笑)
※ゴミは捨てれないので、持って帰りました。

帰りの下りも同じルートで帰ったのですが、下りの雪道は怖かったです。↓は時速1~2km/hで歩く相方(笑) まあ、僕も似たようなペースですが^^;

二人とも何とか無事に下りれましたが、冬の登山はアイゼン必須です!次は絶対に装備していこう。。。

以上、大和葛城山の北尾根コースを紹介させていただきました!

※こちらの記事で他の登山シリーズ紹介しております。


千畳敷カールから木曽駒ヶ岳、宝剣岳トレッキングコース紹介【中央アルプス登山】

関西オススメトレッキングコース、三之宮神社~伊吹山山頂(上野ルート)紹介【伊吹山登山】

大山のオススメトレッキングコース、夏山登山コース紹介【登山口~夏山登山コース~山頂~行者コース~大山寺】

おわりに

大和葛城山の北尾根ルートを紹介させていただきました。

今回は冬に登りましたが、葛城山、つつじ園があって、つつじの季節は凄くキレイみたいです。

出典:写真AC

一番の見ごろは5月中旬みたいなので、その時期にまた登ってみたいと思います。

今回は雪があったのできつかったですが、雪がなければそれほどしんどくないと思うので(序盤はしんどいです!)、そんなに山慣れしてない人にもお勧めの山だと思いました。

まだまだ関西に登ってない山がありますので、どんどん登っていきたいと思います!!

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

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酒のまん

40代の元酒好きおじさん。 毎日浴びるように飲んでいたが、将来を考え禁酒に挑戦する。1年の禁酒に成功後、週末だけは酒を解禁し、平日禁酒で酒を楽しめるようになる。その後はほどよくお酒と付き合えていたが、飲むと体調が悪くなることが増え、平日禁酒から断酒に切り替える。現在は断酒継続中。※過去、自身の禁酒の取組み方について日経新聞さんに紹介された実績があります

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