高校野球妄想シリーズ①【ピンチのマウンド編】

高校野球にはいろんな場面があります。

元高校球児なのでいろんな場面を経験しているのですが、そのいろんな場面で

「もし、こんなんだったら」

と、ふざけた妄想をしていきたいと思います(笑)

第1回目の今回は、ピンチでマウンドに集まる場面を書いてみました。ふざけた内容になってますので、軽い感じで読んでくださると嬉しいです^^


ピンチのマウンドにて

実況:「さあ、夏の地方大会決勝戦もいよいよ大詰めです。甲子園初出場を目指す夜和木よわき高校と甲子園常連の常勝高校の1戦。ここまで5-4との夜和木高校が1点リード。しかし、土壇場の9回裏、ツーアウトながらも2,3塁とチャンスを作った常勝高校。迎えるバッターは4番の打知層うちそう。今大会屈指のスラッガーです。ここをおさえて甲子園を決めるか夜和木高校。それとも、打知層のバットが奇跡を起こすのか、土壇場9回、目が離せない展開になってきました。解説の亭根井ていねいさん、どのように見ますか?」

亭根井:「そうですね。常勝高校はツーアウトランナーなしから四球とヒットでチャンスを作りました。そして迎えるは今日ここまで3安打の打知層くん。流れは常勝高校でしょう。しかし、1塁が空いています。敬遠して満塁にし、次のバッターで勝負という作戦も十分に考えられます。4番の打知層くんで勝負なのか、歩かせて次のバッターで勝負なのか、夜和木高校ははっきりとさせなければいけませんね」

「今、ベンチから伝令が行きました。おそらくその辺りの指示を監督が出したのでしょう。そして、内野陣がマウンドに集まります」


的目瑠:「監督なんて?」

キャプテンでキャッチャーの的目瑠まとめるが伝令に聞く。

伝令:「お前らの好きにしろって。でも中途半端なことはすんなって。勝負なら勝負、歩かせるなら歩かせるで決めろって」

ここまで相手の4番、打知層は3安打。そして、4打点すべてをたたき出していた。

名気流:「みんな、オレ、勝負したい。ここまで打たれてるけど、絶対におさえるから。もし、ここであいつから逃げて甲子園に行っても、甲子園では勝っていかれへんと思う。甲子園で勝つためにも、あいつをおさえて甲子園にいきたい」

エースの名気流なげるは勝負したそう。

的目瑠:「そうか、みんな勝負でいいか?」

しばらく沈黙。。。

的目瑠:「よし!勝負しよう!名気流、しっかり頼むぞ!」

的目瑠がそう言ってホームへ帰ろうとしたとき、

遊司:「ちょっと待って、やっぱりさ、歩かせへん」

と、ショートの遊司。

遊司:「もしな、打たれて負けるとするやん。ほなオレな、めっちゃ引きずると思うねん。高校卒業して大学行くやん。ほんで、大学でできた友達に野球してたこと言うたら、『どこまで行ったん?』って話になるやん。そんとき、この決勝のこと思い出すやん。ほんならな、『あのとき敬遠しとけばなぁ』って、絶対思うねん。たぶん、大学卒業してからも思うわ。少なくても、5年は引きずるわ」

清二:「ぼくも敬遠派!!」

セカンドの清二ものっかる。

清二:「君はさ、全力で勝負して打たれたら悔いはないんだろうけど、僕、凄く悔いが残るもん。大学でコンパ行ったときさ、『甲子園行った』ていうのとさ、『決勝で負けて行けなかった』ていうのとさ、どっちがモテると思う?僕、前者だと思うんだよね」

名気流:「信用、、、、してくれへんのか」

エースの名気流は寂しそう。

清二:「いや、君のことは好きだよ、いいやつだと思う。でもね、それとこれとは別。ここまで全部打たれてるよね。あと、あのバッター凄く有名じゃん。今年の高校生野手の中で1番とか言われてて、いろんな雑誌載ってるし、テレビで特集もされてたよ。君さ、取材されたことすらないよね。学校の校内新聞に載ったことしかないよね。それ考えたらさ、打たれる気しかしないんだよね」

一男:「あー、ほんまやー。雑誌とかテレビの話は客観的評価の材料になるわー」

ファーストの一男が入ってくる。

一男:「オレなー、べつになー、勝負でもええかなと思ってたけどなー、雑誌とかテレビの話聞いたら打たらなー、そうに思えてきたからなー、敬遠に1票にするわー」

的目瑠:「敬遠が多いな、外野の意見も聞いたりたいけどな」

キャプテンの的目瑠が外野を見る

三郎:「ええんちゃう?外野の意見は」

サードの三郎。

三郎:「だって、普通に喧嘩とかしててもさ、周りが口出したら『外野はだまっとけ!』って言われるやん。あれな、『こういうときに外野の意見は聞かなくていい』ってところからきてんちゃう?知らんけど」

清二:「いや、あながち間違いでもないだろう。で、君の意見は?」

三郎:「オレ、どっちでもえええねんけどな、一個だけ約束してほしいねん。『サードに打たせへん』って。こんな場面で飛んできたら、おれ絶対エラーするもん。あいつ右バッターでめっちゃ引っ張ってくるし、オレ、なんなら今すぐ交代したいもん。だって、おれのエラーでサヨナラ負けして甲子園逃したってなったら、オレの家族までいじめられそうやん。知らんけど」

清二:「その可能性は否定できないな。少なくとも、近隣住民はしばらくささやき続けるはずだ」

的目瑠:「みんなの意見はわかった。じゃあ、ここは敬遠でいこう」

清二:「賢明だろうね。別にさ、甲子園で勝てなくてもいいんだよ。『甲子園に出た』これだけで十分なブランドさ」

名気流:「ちょっと、ちょっと待って!!」

名気流が遮る。

名気流:「みんな、なんでそんな弱気やねん!おさえる、絶対おさえるから勝負させてほしい!!」

遊司:「えー、でもなー」

清二:「根拠のない自信ほど怖いものはないよ」

一男:「おれなー、やっぱり勝負でもええよー」

三郎:「オレはサードにさえ飛んでこなければいい」

名気流:「わかった!打たれない!それどころか良い当たりもさせない!ほんで、サードにも打たせない!!お願いや」

的目瑠:「三郎が勝負でもいいとすると、2対2か。あとはオレか、オレはここまで言う名気流に勝負させてあげたい。だから、勝負票が1票上回るな。よし、勝負や!」

名気流:「ありがとう!絶対におさえる!」

遊司:「しゃーないかー、でも、打たれたらそんときはわかってるな?」

清二:「民主主義国家で野球をしている以上仕方ない。決定に従うよ。ただし打たれたら、遊司のいうとり、ただじゃおかないよ」

三郎:「サードに打たせない。よろしくー」

名気流:「わかってる!サードに打たせない。ほんで良い当たりすら打たせない。いや、三振に仕留める!」

的目瑠:「よし!勝負や!」

こうして、各々が守備位置に散っていった。


実況:「さあ、各選手が守備位置に戻ります。4番の打知層とは勝負か?それとも敬遠か。キャッチャーが大きく声を出します。そして、座りました。外角へ構える。ピッチャー名気流、セットポジションから足が上がる。。。第1球、、、投げた!外いっぱいストラーイク!渾身のまっすぐが外いっぱいに決まりました。勝負!打知層と勝負です!いやぁ、勝負に来ましたね。亭根井さん」

亭根井:「驚きましたね。ここは敬遠かと思いましたが、勝負を選択しましたか。今、初球は打知層くんも、勝負なのか、歩かされるのか、どちらかわからない中で対応できませんでしたから、次の2球目からが本当の勝負ですよ。夜和木高校バッテリーは十分に注意しないといけませんね」

実況:「勝負を選択した夜和木バッテリー、1球目まっすぐの後何を投げるか、サインが決まったようだ。キャッチャーミットはアウトコース。セットポジションから足が上がる、第2球を、、、投げた!ちょっと中に入っ、、、」

カキーン!!

実況:「打ったぁ!痛烈!サードへー!!サードがぁあああああああああああーはじいたぁああああああああ!何とこの打球をサードがはじいてしまったぁあー!!3塁ランナーホームイン同点!そして、ボールが転々とファールグラウンドを転がる間に2塁ランナーも一気に返ってきたーーーあああああーーサヨナラーーー―!!何ということかー、あああああー、エラー!記録はエラー!サードのエラーです」

亭根井:「サード、ちょーっとあせりましたかね。当たりは痛烈でしたが、イージーゴロでした。最後の最後にもったいないミスが出てしまいました」

実況:「歓喜にわいております常勝高校ベンチ。最後のプレーをもう一度振り返ってみましょう。まず、バッテリーが選択したボールはストレートでした。亭根井さん」

亭根井:「ストレートでしたねぇ。バッテリーの狙いは外いっぱいでしたが、甘く入ってしまいました」

実況:「その甘く入ったストレートを打知層がとらえます。しかし、この当たりがサード真正面。夜和木高校勝利かと思われた瞬間、サードがこれをはじいてしまいます。記録はエラー。そして、ボールがファールグラウンドを転々とする間に2者が返り、常勝高校がサヨナラで甲子園を決めました。最後は、サードのタイムリーエラーという結果になってしまいましたが、一生懸命やった結果です。責めることはできません。あー、ピッチャー名気流、マウンドで崩れ落ちたまま、まだ立ち上がることができません」

亭根井:「ショックは大きいでしょう。しかし、正々堂々と勝負した結果です。胸を張っていいと思いますよ」

実況:「今、セカンド、ショートがマウンドに駆け寄ります。『お前はよく投げた』そういった言葉を、おそらくはかけるのでしょう。そして今、、ん?あれ?蹴ってる?え??何と、、、蹴っています!セカンド、ショートがピッチャー名気流を蹴りまくっています。そして、周りの選手もそれをとめません。なんということか、、、なんということでしょう。

そして、、、エラーをしたサードもマウンドへ向かって、、、そして、、、え?セカンドが手伝って、、、ショートの肩の上に立ったぞ、そしてそこから、、、あー!舞い上がったー!たかいー!!270℃回転してー、、、、ムーンサルトプレス炸裂だー!!。何ということかー!!マウンドでこれほどまでにキレイなムーンサルトプレスは見たことがありません。それから、持ち上げるぞ、ピッチャー名気流を持ちあげて、背後に回る、背後に回ってからのー、、、、ドラゴンスープレックス炸裂ー!!

キレイに決まりましたが、そのままフォールに入りません。まだ立たせます。まだ立たせます。あー、ピッチャー名気流、意識が朦朧もうろうとしている。危険だ!危険すぎます。大丈夫なのか。あー、そして今、審判団があわててマウンドへ走っていきましたー」

おわりに

ふざけまくってかいてみました(笑)

高校野球が大好きなので決して冒涜してる訳ではないですが、たまにこんなのも書いていこうと思います。

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

スポンサーリンク
関連コンテンツ

関連コンテンツ

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする