お酒 失敗談

お酒での失敗談4【健康診断前日に飲酒。その結果・・・】

平日禁酒で酒を楽しむ、『平日禁酒ブロガーさかもと』と申します。

お酒の失敗談紹介第4弾です。

健康診断前日に深酒をしてしまい、二日酔いで健康診断へいったのですが、ばれてえらい怒られました。。。(当たり前ですが)健康診断前日の飲酒はダメですね。。。^^;

健康診断前日

「軽く飲みにいこうか?」

友人にそう誘われたのは健康診断前日の会社帰りだった。

前日、21時以降は食べたらダメです。飲酒もダメです。水は飲んでもいです。当日の朝も、水だけは飲んでいいです。

みたいなことが健康診断の案内に書かれていた気がしたが、

(まあ、ちょっとくらいなら大丈夫か)

という軽い気持ちで誘いに乗ってしまった。これがすべての間違いの始まりだった。。。

その日は平日だったので、飲み会自体は早めに終わった。帰ったのは22時くらいだったと思うが、中途半端に飲んでしまったので、帰ってからも飲み足りない。そして、帰りにお酒を買って帰り、家飲みをしてしまった。

(まったく意味はないと思うが)21時以降、

「何も食べてはいけない」

というルールだけは守っていたので、いつもより酔ってしまった気がする。そして、いつのまにか崩れ落ちるように眠っていた。

健康診断の朝

朝起きると、完全なる二日酔いだった。

(やってもーた。。。)

そう思ったが、もうどうしようもない。とりあえず、少しでも血中アルコール濃度を下げようと思い、大量に水を飲んだ。(たぶん、これも意味はないが)

顔も完全に二日酔いのアカン感じになってるが、健康診断の日程は動かせないので行くしかない。しかし、ここで僕は少し思った。守らないといけないルールは、次の3つだ。

・前日21時以降食べてはいけない
・前日、飲酒してはいけない
・当日、水しか飲んではいけない

(3つ中、2つはちゃんと守ってるやん)

そう、僕が破ったルールは「飲酒してはいけない」というルールだけ。

(2つはちゃんと守ったし、もしかしたら、大丈夫なんやないんか)

無理やり自分の気持ちをポジティブな感じにもっていく。そして、病院へ向かった。

検査開始

病院へ着くと、混んでいて少し待たされた。いつもなら、

(はやく名前呼ばれへんかなぁ)

と思うのだが、この日は

(2時間でも3時間でも待ちますよ!まだまだ名前呼ばないでください!)

という気持ちだった。結果はそんなに変わらないのだろうが。。。

しかし、思いは届かずほどなくして名前が呼ばれた。

「昨日、夜9時以降何も食べてないですか?」

受け付けの方に聞かれる。

「はい」

「今朝は何も食べてないですか?」

「はい」

(嘘はついていない。酒を飲んだだけだ。だから、嘘はついていない)

自分に言い聞かせる。

そして、検査がスタートする。僕はもう40手前なので健康診断で人間ドッグを受けるのだが、混んでいるときは待ち時間も含めて2時間弱かかる。そして、その2時間弱の間に採血の結果だけは出る。(検査の最初に採血される)

もちろん、その他の詳細結果はすぐに出ないので後日郵送で結果が送られてくるのだが、採血の結果だけは検査が終了した時点でわかっているので、希望者は採血結果を聞ける。

いつもなら僕は結果後でいいと思うので聞かないのだが、この日は

(二日酔いのときの血のデータってどうなってるんだろう)

と興味を持ってしまい、聞くことにした。そして、これが間違いだったのだが、その時は知る由もなかった。

地獄の二日酔いバリウム検査

勤めている会社の人間ドッグは、胃の検査で胃カメラかバリウムかを選べる。僕は過去に、胃カメラでひどく苦しい経験をしたので、胃の検査はいつもバリウムを選んでいるのだが、断言しておく。

 

二日酔い時のバリウム検査の苦しさは、胃カメラのそれとは比較にならないほど苦しい。

 

二日酔いの状態で、台で体全体をグルグル回され、お医者さんからの指示通りに自らも回らなければいけない。これは、想像を絶する地獄であった。結果、最後まで耐えきることができたが、本当にもう二度と経験したくない。

「はい。そのままもう2周左からぐるっと回ってください」

という普段なら何も感じない指示が、悪魔の指示に思える。

(さっき回ったからもうええやろ)

と、ちゃんと診てくれようとしているお医者さんに対して、ありえない感情をいだいてしまったりする。今思うと、自分勝手すぎるというか、信じられない話である。

なので、バリウム検査がある場合、前日の飲酒は絶対にダメである(いや、バリウム検査なくてもダメですが・・・)

そして、地獄のバリウム検査含めすべての検査が終わったのが検査開始から2時間後くらい。この後、いよいよ採血の結果を聞くことになる。

バレてしまった前日飲酒

僕は

(もしかしたら、飲んでるのばれへんのやないかな)

そう思っていた。根拠は、検査時の問診で何も言われなかったからだ。もしかすると、問診をしてくれた先生は僕が二日酔いであることに気づいていたかもしれない。しかし、何も言われなかった。だから、採血結果を聞く時もすんなり行くと思っていた。

名前を呼ばれたので採血の結果を聞くために問診室へ入る。先ほどと違う先生だった。

「さかもとさんですか?」

「はい」

PCの画面に表示されている結果を見る先生。異常があるところは赤で記載されているようだ。

「全体的には悪くないんですが、肝臓の数値が悪いですね」

僕の出した問診票に目を落とす先生。

「飲酒が原因ですね」

飲酒習慣については、ほぼ毎日晩酌をしていることを正直に書いていて、今後改善していこうと思っている旨も記載していた。

「飲酒習慣に問題がある自覚はあるんですね。休肝日作れそうですか?」

「はい。この前、5日連続で飲まずに過ごせました!」

このブログでも紹介したが、僕は5日連続禁酒に成功していた。たった5日だったが、体の調子がよくなりすぎて驚いたものである。

「継続しないとだめですね。一時的にやって元に戻っては意味がありません」

おっしゃるとおりだと思う。

「でも、γ-GTPと中性脂肪。特に中性脂肪が過去2年と比較して異常に高くなってますね。コレステロールなどは正常のままなのに」

嫌な予感がしてきた。

数値を見ると、γ-GTPが130、中性脂肪は500を超えていた。どちらも異常値であることは明白。しかし、前日深酒をしたにもかかわらず、γ-GTPが130は思ったよりも低かった。一番酷い飲み方をしていたときは200を超えたこともあったし、今回も200くらいはいくかなと思っていたからだ。

余談だが、大好きな作家の中島らもさんは、γ-GTP1200というとてつもない数字をたたき出したことがあるらしい。中島らもさんに比べればまだまだだ。(比較対象がおかしいと周りからよく言われる、、、もちろん、γ-GTPが3ケタの時点で十分に異常値であることは理解している)

そして気になったのが中性脂肪。僕はこれまで習慣的に飲酒を続けてきていたので、毎年、中性脂肪の数値は高い。しかし、過去2年が250前後だったのに対し、今年は倍の500を超えている。加えて、γ-GTPも過去2年は2桁の70~80だった。

データをじっと見る先生。

「他の数値はそれほど・・・」

とか、かすかに言っている。嫌な予感が加速する。それからしばらくデータを見た後、先生がこちらをまっすぐ見てきた。

「昨日、飲まれました?」

「・・・」

沈黙は肯定しているようなものだ。あの目は、すべてわかっている目だ。何より、データがある。僕にはそれがどんなデータがわからないが、お酒が残っている血液のデータをプロである先生が分析したのだ。データが改ざんされていないかぎり、切り抜けるのは無理だと判断した。

「・・・はい・・・」

「でしょうね。中性脂肪が高すぎる。飲んで12時間は中性脂肪が高い値が継続するんですよ。ここまで高くなってると他のデータにも影響があるはずなんですが、他に高くなってるのはγ-GTPなど肝臓関連の数値だけ。これは、前日飲んでいる人のデータです」

12時間も中性脂肪が高い値が続くのか。勉強になる。

「どれくらい飲まれました」

「ハイボールと焼酎を飲んでて、7~8杯は飲んだと思います。でも、」

そう、僕は夜の9時以降は食べていない!

 

「でも、夜の九時以降、何も食べていません!飲んだだけです!」

 

唯一、よりどころと思っていた部分だ。

「関係ありません」

やっぱりか、そんな気はしていた。

「そんなに飲んでしまうと正しい数値が出ないんですよ。前日の飲酒は絶対にダメです」

おっしゃられる通りだと思う。しかし、今言われても、もうどうすることもできない。なにかこう、一瞬にして体からアルコールが抜ける薬とか、開発されないだろうか。そんな薬があれば、こんなときでも、、、

「血液検査だけでも、あらためて他の病院で受けられた方がよいですよ。あと、飲酒習慣の改善です。5日ガマンできたらな、頑張れるはずです。飲酒習慣っていうのはね・・・」

都合の良い事を考えているうちに、先生から飲酒習慣改善についていろいろとアドバイスをいただいた。そして、その説明をありがたく聞くのであった。

おわりに

健康診断前日に飲むと、迷惑をかけてしまいますね。当然ですね。。。

ちゃんと診てくれようと頑張ってくれている先生やスタッフさんに対して、申し訳ない気持ちでいっぱいになったので、絶対にもう二度としません!

あと、また平日禁酒をやってみて、今度は一回で終わらず続けてみようと思います。5日だけでも凄い変化があったから、続ければ劇的に変わるはず!そして、平日禁酒を続けた結果劇的な変化があれば、またこのブログで報告したいと思います。

最後まで読んで下さりありがとうございました。

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酒のまん

40代の元酒好きおじさん。 毎日浴びるように飲んでいたが、将来を考え禁酒に挑戦する。1年の禁酒に成功後、週末だけは酒を解禁し、平日禁酒で酒を楽しめるようになる。その後はほどよくお酒と付き合えていたが、飲むと体調が悪くなることが増え、平日禁酒から断酒に切り替える。現在は断酒継続中。※過去、自身の禁酒の取組み方について日経新聞さんに紹介された実績があります

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