今回は5/26(土)から開幕する春季の近畿大会を予想してみたいと思います。この春、選抜に出場した高校も多数出場しますので、楽しみな大会です。
春季近畿大会
高校野球の近畿大会は、春と秋の二回開催されます。秋の近畿大会は翌年の選抜高校野球の選考大会になるのですが、春の近畿大会は、甲子園出場に影響はありません。
春の地方大会で上位にくると、夏の選手権大会(甲子園)予選のシード権を得れますが(大阪はありません)、この春の近畿大会で優勝しても、さらに夏の予選優遇されるとかはないです。
ですので、秋は近畿から16校が出場するのですが、春は半分の8校しか出場しません。
内訳は開催する地域から3校、その他地域の春の大会優勝校1校づつとなります。
開催場所は持ち回りで、今年は兵庫県の明石トーカロ球場で開催されますので兵庫県から3校。大阪、京都、奈良、滋賀、和歌山から1校づつという形になります。
それでは、出場校とデータを紹介していきます。
出場校と各校データ
明石商業高校(兵庫1位)
春の兵庫大会優勝チームです。
昨秋も兵庫県大会を制していますので、秋、春と連続で兵庫県を制していることになります。
秋の近畿大会初戦で彦根東高校に敗れ春の選抜出場は逃してしまいましたが、実力校と見て間違いないので、この春の近畿大会も上位進出が期待できます。
ただ、初戦の相手が大阪桐蔭。いきなり厳しい戦いになりますが、もし初戦を突破するようなことがあれば、近畿大会優勝も見えてきます。
昨秋、彦根東高校との試合は実際に見ましたのでこちらの記事で紹介しております。
-
2017年 秋季近畿大会1回戦 明石商業高校 VS 彦根東高校を見てきました
滝川第二高校(兵庫2位)
春の兵庫大会準優勝チームです。昨秋は近畿大会へ出場できませんでしたが、甲子園にもよく出場している名門校です。
この春は強豪の報徳学園、神戸国際大付属を破ってきており、決勝でも優勝した明石商業に惜敗ですので、実力的には十分に上位を伺える力があると思います。
初戦の相手は京都の乙訓高校になります。
市立尼崎高校(兵庫3位)
春の兵庫大会3位のチームです。昨秋は近畿大会へ出場できませんでしたが、この春の3位決定戦では、昨秋近畿大会へ出場した西脇工業を破っています。
ここ最近、力をつけてきている印象の高校で、2016年夏には兵庫県を制して甲子園へ出場しています。 この春も準決勝で敗れてはいますが準優勝の滝川第二と接戦を演じておりますので、楽しみな高校です。
初戦の相手は奈良の智辯学園高校になります。
大阪桐蔭高校(大阪府)
春の大阪大会優勝チームで、この春の選抜優勝チームです。選抜は昨年に続き連覇になります。
知らない人いないと思うので、もう説明の必要ないですね^^;
この春の大阪大会では選抜で4番を打った藤原くん、またエースの柿木くん抜きでしたが見事に優勝。春の選抜でメンバー外だった選手なども活躍しました。本当に選手層が厚いチームです。
春の近畿大会では藤原くん、柿木くんも帰ってくるのでしょうかね。
この春の近畿大会も間違いなく優勝候補筆頭になってくると思います。
初戦の相手は兵庫の明石商業高校になります。
乙訓高校(京都府)
春の京都府大会優勝チームです。作秋の近畿大会は4強へ残りこの春の選抜大会へ出場。
春の選抜でも1勝を挙げ、ベスト16入りを果たしました。
昨秋から選抜の時点では右の川端くん、左の冨山くんの2枚だったのが、この春の大会では長谷川くんも加わって投手は3枚となったようです。
川端くん、冨山くんだけでも強力ですが、ここへ力のあるピッチャーがもう一人加わるとなると、乙訓高校、投手力では大阪桐蔭に引けをとらないレベルになっているかもしれません。
この春、楽しみです。初戦の相手は兵庫の滝川第二高校になります。
智弁学園高校(奈良県)
春の奈良県大会優勝チームです。作秋の近畿大会は8強へ残りこの春の選抜大会へ出場。
春の選抜でも1勝を挙げ、ベスト16入りを果たしました。
春の奈良大会では、他校を寄せ付けない圧倒的な勝ち方だったので、県内に敵はなしといった印象です。選抜で惜しくも8強入りした長崎の創成館高校に敗れてしまいましたが、十分に強さは伺えました。
この春もどこまで勝ち進むのか楽しみです。初戦の相手は兵庫の市立尼崎高校になります。
比叡山高校(滋賀県)
春の滋賀県大会優勝チームです。昨秋は近畿大会へ出場できませんでしたが、この春は、選抜16強の近江高校を破ってきています。
実際に試合を見たことはないのですが、この春の選抜、滋賀県は近江、彦根東、膳所と3校が出場しました。
正直、滋賀からは、この3校のうちのどこかが出てくると思っていたのですが、それらのどこでもない比叡山高校。
実際に試合を見た訳ではないのですが、近江高校を破っておりますので、実力はあると思いますので、侮れないチームだと思います。初戦の相手は和歌山の智弁和歌山高校になります。
智弁学園和歌山高校(和歌山県)
春の和歌山県大会優勝チームです。作秋は近畿大会準優勝。そしてこの春の選抜も準優勝。敗れた相手はいずれも大阪桐蔭です。
この春の近畿大会出場チームでは、大阪桐蔭が頭一つ抜けている印象ですが、個人的には智弁和歌山高校が大阪桐蔭に一番近い実力を持っているのではないかと考えております。
智弁和歌山高校は昨春の近畿大会、昨夏の甲子園、昨秋の近畿大会、そしてこの春の選抜と全て大阪桐蔭に敗れていますが、もし次に対戦があるとすると、公式戦5期連続対戦になります。
もう高嶋監督がだまっていないような気がしますので、次あたりの直接対決で智弁和歌山高校が勝つのではないかと、ひそかに思ってます。
初戦の相手は滋賀の比叡山高校になります。
以上、非常に簡単ですが出場校紹介でした。
組み合わせ
以下、組み合わせになります。
優勝校を予想してみよう
さて、組み合わせも踏まえて優勝校を予想してみたいと思います。まず上半分のブロック、勝ち上がるのは大阪桐蔭と予想します。
春の大阪大会、藤原くん、柿木くん抜きでも強かったです。選抜のとき控えの選手も活躍しましたし、春の近畿大会、この二人が戻ってくれば、選抜の頃よりも力を増しているチームになっているはずです。
ただ、初戦の明石商業エースの加田くんは一度大阪桐蔭を抑えたことがあるそうですので、加田くんのピッチングにも注目したいと思います。
大阪桐蔭VS明石商業の勝者が勝ち上がると考えたのですが、この対決は大阪桐蔭勝利と予想しました。
下のブロックですがが智弁和歌山が勝ち上がると予想します。
初戦の相手、比叡山の力はわからないのですが、智弁和歌山の打線は凄まじいです。あの打線を抑えれるピッチャーはそういないと思うので、智弁和歌山が打ち勝つのではないかと思います。準決勝は乙訓 VS 智弁和歌山になると予想してます。
昨秋の近畿大会準決勝と同じカードです。この時は接戦の末、智弁和歌山が勝利しています。もう一度対戦があれば間違いなく接戦になると思うのですが、この春から乙訓の冨山くんの調子が悪いように感じてます。
もちろん冨山くんの他、川端くん、長谷川くんがいますが、長谷川くんが実際に智弁和歌山打線に通用するかどうかがポイントになってくると思います。
川端くんは智弁和歌山打線に通用する力を持っていると思いますが、1人で抑えるのは厳しいと思います。冨山くんが復調すれば乙訓有利かと思うのですが、調子が悪そうに見える冨山くん、そして長谷川くんが未知数なところから、今回は智弁和歌山勝利と予想しました。
決勝は大阪桐蔭VS智弁和歌山になると予想。
そしてどちらが勝つかですが、智弁和歌山が勝つと予想します。
大阪桐蔭なら当たり前すぎるというのもあるのですが、もしこの決勝が実現すると、昨年春の近畿大会から5期連続の対戦になります。
ほんとうに、高嶋監督、中谷コーチが何か考えていると思うんですね。もちろん作戦だけで勝てるとは思えないのですが、智弁和歌山は選抜準優勝チームで実力も兼ね備えてますので、そろそろ大阪桐蔭に勝つのではないかと思います。
あと、大阪桐蔭が近畿で無敵化してしまうと面白くなくなってしまうという個人的な思いもあります^^;
おわりに
春の近畿大会を予想してみました。今年は兵庫での開催ですが、明石はそんなに遠くないので行ける試合は見にいきたいと思っています。
見に行った試合などの結果はまたこのブログにて報告させていただこうと思います。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。