高槻音頭


今回のお話

阪急高槻市駅の近くに、たまにふらっと寄る立ち飲み屋さんがある。

60歳前後(おそらく)のママさんが一人でやっているお店で、カウンターだけの小さなお店。7人くらい入ったらいっぱいになるくらいの大きさ。お客さんはほぼ常連さんばかり。そんなお店でのお話。

いつもの飲み屋で「すきま」飲み

僕はこのお店を、失礼かもしれないが「すきまの時間」に使わせてもらうことが多い。例えば、僕は職場が高槻なので高槻で飲むことが多いが、20時から飲み会で、19時に仕事が片付いたら、20時までそこで飲むとか、そんな感じ。

(お店の名前が「より路」なのでコンセプトにはあってる飲み方だと思う)

この日は20時からこのお店近くのスタジオでバンド練習の予定だった。

仕事が19時前に終わったので、練習前に少し寄ろうと思ってお店についたのが19時くらい。何人か知ってる常連さんもいた。

このお店の常連さんは年配の方が多くて、僕はかなり若い方になる。ご年配の方の多くは、このお店をやっているママさんのファンの方が多い。

このママさん、60歳くらいやと思うけど、凄く上品な雰囲気があって、話し方も柔らかくて、何ともいえない色気がある。なので、ファンがつくのも頷ける。

僕もちょこちょこ顔を出させてもらってるので、何人かの常連さんには覚えてもらってて、知ってる常連さんがいるときに顔を出すと「おう、きたか!」みたいな感じで迎えてくれる。

話す内容で多いのが、おじさん達の昔のお話。

「おれがにーちゃんくらいの頃はなぁ〜」から始まる話を聞くことが多い。僕はこの手の話を聞くのが不思議と好きで、おじさん達が僕くらいの年齢の頃を想像しては楽しい気分になっている。きっと、おじさん達が凄く楽しそうに話すから、こっちも楽しい気分になるんだと思う。

いつものようにおじさん達の話を聞いていて、この日は高槻のお祭りの話になった。で、そのお祭りの中で「高槻音頭」なるものが流れるらしい。

高槻のソウルミュージック高槻音頭

「にーちゃんも高槻音頭しってるやろ?」と聞かれたが、まったく知らない。知らない旨を伝えると「高槻の人間やのにおかしいやろ!」と怒られる。。。

「いや、僕、職場が高槻なだけで高槻の人間やないんです。」と言うと、「そやったんか」とおじさん。実は、このおじさんには僕が大阪市の生まれ育ちである事を再三伝えているのだが、一向に覚えてくれない。
まあ、それはいいとしてここから高槻音頭の説明をしてくれる。

おじさん1:「何種類かあるんやけどな。島倉千代子が歌っとんのが元祖や」

おじさん2:「ちゃうわ!あれ新しい方や、もっと昔のがあるんや!」

ママさん:「そうよ。島倉千代子は元祖やないよ」

おじさん2、ママさん「摂津峡が〜♪・・・高山右近が〜♪」

おじさん1:「それか!高槻〜ええとこ〜♪」

そして、他のお客さんも一緒に歌い出す。。。

完全においていかれる僕。。。

「にーちゃん、そこおいてるのギターか?ギターで伴奏できへんか?」

できる訳がない。

たまにセッションに参加させてもらうのでJAZZのスタンダードであれば何曲かできる曲があるが、高槻音頭はまったくのノーマーク。

でも、コード進行がわかれば何とかなるかもと思い、Google先生に「高槻音頭 コード進行」と聞いてみるが、Google先生もコード進行は知らないようだった。

ただ、高槻音頭の元祖は島倉千代子バージョンだとGoogle先生は言っていた。気になったので確認したかったが、機嫌よくみなさん歌っておられたのでやめておいた。

バンド練習の時間がせまってきていたので、高槻音頭の大合唱の中、申し訳ないがお会計をさせてもらった。

帰り際、「伴奏できなくてすみませんでした。高槻音頭覚えときますね」

と言うと一人のおじさんが「おう!高槻のレコード屋やったら置いとる思うから、買うたらええわ!」

と教えてくれた。

レコード屋。。。凄いアナログな雰囲気がした。ほんまのレコード置いてるとこにいかなあかんのか。JR高槻駅前の西武にタワーレコード入ってるけど、ここはおじさんがいうレコード屋やない気がする。あと、自分で探せる自信がない。

「すみません。元祖の高槻音頭を探しています。歌詞に高山右近とか、摂津峡とか出てきます。でもそれは島倉千代子が歌ってるのとは別のバージョンです」と聞いて、「ああ、生粋の元祖高槻音頭ですね!」と回答がくるとはどうしても思えなかった。どこ探しに行けばええんやろ。。。

高槻音頭。。。歴史ある楽曲の原曲を探すのは難しい。。。

おわりに

今現在も高槻音頭探せていませんが、いつか探しにいこうと思いました。今回はちょっと短くできた。

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました!!

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