今回はUSJのハロウィンの期間に開催されている、ハロウィーン・ホラー・ナイト(開催期間9/8~11/5)をふざけた感じで紹介する体験談②です。第2回目の今回はカルト・オブ・チャッキー~チャッキーの狂気病棟~を紹介したいと思います。今回もネタバレを大いに含むのでご注意願います。
※前回の体験談①でデッドマンフォレストを紹介してます
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USJデッドマンズフォレスト体験談(ネタバレあり!)~ホラーナイト2017体験談シリーズ①~
カルトオブチャッキー情報
「人形が病院で人を切り刻んでいる」
自分の耳を疑ったが、どうやら本当らしい。情報を教えてくれたKも詳しい事はわからいとのことだったので調べてみると、以下のようなものだった。
カルト・オブ・チャッキー~チャッキーの狂気病棟~
[ ホラーレベル:5 ]今度は病院が舞台。
さらに残酷になった、やつが蘇る。あの恐怖の惨殺劇が再び幕を開ける―。
さらに残酷かつ凶暴になったやつが、患者たちを襲い、切り刻み、解体する!
どこまでも追われる緊迫感、リアルで不快な世界に巻き込まれろ。出展元:ユニバーサル・スタジオ・ジャパン
チャッキーさん、どうやら病気を治す気もなく、手術をするわけでもないのに人を切り刻んでいるらしい。このような行為が許される訳がない。すぐに止めなれければ!この凶行はお昼の12時から行われるとのことだったが、少し到着が遅れてしまった。
20分待たないといけないようだ。それはそうだろう。この行為を知ってしまった人たちが集まっているに違いなかった。
(誰かが止めてくれるかもしれない)
淡い期待を抱きながら列に並ぶが、列はどんどん進み、凶行が止まる気配はない。誰も止めれていないらしい。
(自分が止めるしかない)
建物に入る。建物から病院へ繋がる入り口まで歩くことになるのだが、建物の壁にはかわいい人形のポスターが貼られている。おそらく、こいつがチャッキーさんだろう。この可愛い顔からは人を切り刻んでいる姿は想像できないが、病院が近づくにつれて鼻をつく異臭。そして、病院の中から聞こえる悲鳴。
これらが凶行の事実を物語っていた。どうやらチャッキーさん、かなり切り刻んでいるらしい。想像すると怖くなってきたが、列はどんどん進む。いくしかない。そしてとうとう、病院の入り口へたどりついた。
病院へ
病院へ入るにあたり何人かのグループに分けられるようで、僕たちは10名弱のグループとなった。そしてここでちょっとしたアクシデントが発生。なんと、このグループで男性が僕一人となった。見ず知らずの女性グループの方々も僕が守らなくては。責任重大だ。
先頭の女性グループが病院へ入る、続いて僕たち、そして最後に後方の女性グループ。僕たちパーティーのミッションが始まった。
病院の中は薄暗かった。切り裂かれたシーツ、無造作におかれたベッド。そして、何とも言えない嫌な雰囲気。良いことが起きる要素が皆無な空間に、僕たちは入りこんでしまったようだ。
先へ進もうとした瞬間、
「きゃー!!」
先頭グループの女性の悲鳴と同時に、助けを求める患者さんが飛び出してきた!どうやら、チャッキーさんにやられたようだ。
いや、もう「さんづけ」はやめよう。もしかしたら何かの間違いかもしれないと思い「さんづけ」でここまできたが、間違いではないらしい。もうチャッキーでいい。
チャッキー、おまえ、どこにいやがっ・・・いた。。。うすら笑いをうかべているように見えた。先ほどの壁のポスターからは想像できない表情。やはり、あの笑顔は仮面だったのだ。手には包丁。
(近づいたら殺られる)
そう判断した僕たちはその場をやり過ごし、先を急いだ。
さらに奥へ
さらに進むと、血みどろの壁が出てくる。そして開け放たれたトイレに飛び散る内蔵。どうやって用を足せばこんな風になるんだ。極度の便秘の人が耐えきれずに腸ごと捨てたのか?いや、そんなはずはない。あいつの仕業に違いない。くそう。。。
「ぎゃーー!!」
今度はなんだ。
いってみると、チャッキーが手術台に寝かせた患者のおなかを切り裂いているではないか。患者の内臓も見えている。。。
(こいつ、、、医師免許も持ってないくせに何をやってるんだ)
「おい!患者を治す気持ちもスキルもないだろ!やめろ!!」
そう叫びたかったが、チャッキーの恐ろしい表情を前にすると言葉が出なかった。完全に楽しんでいた。
(こいつ、、、悪魔に魂を売ったのか。。。いや、人形だからもらったのか。。。)
叫びながら前へ進む女性グループ。ついていくしかなかった。
(何も。。。できないのか。。。)
自分の無力さを痛いほど感じながら先へ進んだ。そこからは恐怖のあまり、よく覚えていない。吊り下げられたグロテスクな遺体。四角いフェンスのような箱の中にいた黒こげのやつ。いろいろなところから襲ってくるチャッキー、前後から絶え間なく聞こえる悲鳴。。。もう、何も見たくなくなって目を閉じた。
すると、前後から聞こえる女性の悲鳴が自分に向けられた歓声のように聞こえ、少しだけアイドルになったような気分になれた。どうやら、僕の精神は完全におかしくなっていたらしい。
目を開けて現実に戻る。
(早く、、、脱出しないと)
もう、チャッキーを止めるとかそんな勇ましい気持ちはなくなっていた。
脱出
先を急ぐ、どれくらい進んだかは覚えていないが、不意に
「こっちだ!」
という声がした。見ると無傷の人がいる。どうやらチャッキーにまだやられていないらしい。その人についていくと目の前に壁。行き止まりのようだった。その人の誘導で僕たちのパーティーが壁を前に集合する。
(ここからどうやって脱出するんだ)
と思ったときである。目の前の壁が開き無数のチャッキーが襲ってくるではないか!
「きゃー!!」
「ぎぃやーーー!!」
まずい!!下がるしかない。そう思って振り返ると目の前にデカイチャッキーが!!
「どぅわぁー!!」
またそんな声を出していたと思う。前後にデカイチャッキーと小さな無数のチャッキー。なぜか年末の笑ってはいけない24時、ホラー編のラストを思い出した。
しかし、それを思い出したところでどうすることもできない。あきらめようと思ったそのとき、
「バンッ」
という音とともに横の壁が空いた。
「こっちから出て!」
そして、そこから脱出に成功。チャッキーに挟み撃ちにされるという最大のピンチを何とかしのぐことができた。チャッキーを止めるなど、とんでもなかった。生きて病院を出れただけでも感謝しなければいけない。横をみるとKも無事に脱出できたようだ。しかし、今回はあまりかまってやれなかった。
「ごめん。今回余裕なかったわ。でも、無事に脱出できてよかったな」
そうKに言う。しかし、Kはまた浮かない顔をしている。
「どうしたん?」
そう聞いてみる。静かに話出すK。
「なんかな、この近くの館でな、爪伸ばした悪いやつが寝た人を殺してるらしいねん。。。」
なに!まだそんな奴がいるのか!!
(チャッキーは止めれなかったが、そいつは止めてやる!!)
そう決心し、僕たちはその怪しげな館へ向かうのだった。
おわりに
ハロウィーン・ホラー・ナイト、カルト・オブ・チャッキー~チャッキーの狂気病棟~を紹介してみました。やっぱり、こういうのは女性の方が好きなんですかね。圧倒的に女性が多い気がしました。
カルト・オブ・チャッキー、所要時間あまり覚えていないのですが、10分もないと思います。
しかし、怖かったです。怖いというより、びっくりするという表現が適切かもしれません。あと記事にも書きましたが、ラストで笑ってはいけない24時のホラー編を思い出しました。
「うわー!!」
ってなって楽しめました。
チャッキーの待ち時間ですが、この日は最大でも30分前後だったように思います。もちろん、開催当初はもっと待ち時間があったと思うのですが、デッドマンズフォレスト同様、この時期はだいぶ落ち着いたようです。
次回は「エルム街の悪夢」を紹介したいと思います。
今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。
※体験談③、エルム街の悪夢の記事はこちらです↓
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USJエルム街の悪夢・THE・MAZE3体験談(ネタバレあり!)~ホラーナイト2017体験談シリーズ③~