燃えなかったドラゴン〜忘年会にて〜


今回のお話

今回は、会社の野球チームで毎年忘年会をするのですが、その様子を紹介します。
前回紹介させてもらったKさんがまたまた主役です。
※Kさん初登場の記事はこちら。

残念すぎた打席〜高槻市長杯にて〜
公式戦前にバッティングセンターで練習しすぎた結果、悲惨な打席となった事例の紹介です。バッティングセンターでの打ちすぎは良くないかもしれませんね(笑)

忘年会について

会社で野球チームを結成して6年目になるが、毎年忘年会を実施している。

この忘年会は、チームメイトだけでなく、大会の応援に来てくれた方なども一緒になって開催するので、毎年20名前後の規模になる。

前半は今年の首位打者は誰で、打点王が誰でとか、その年の印象に残った試合の内容とか、野球の話で盛り上がり、お酒の入ってきた後半は野球とは全然関係ない話で盛り上がるというのが毎年の流れ。

そして、いつからか定かではないが、1次会の最後は、チーム1愛されている男、Kさんの一発芸で締めるという暗黙のルールみたいなものができていて、昨年の忘年会もこの流れで開催された。

忘年会スタート

僕:「今年も一年お疲れ様でした!来年も頑張りましょう!カンパイ!!」

僕はこの野球チームの監督をさせてもらっているので、だいたい僕の乾杯で忘年会がスタートすることが多い。

これまで、毎年負け越しでシーズンを終了していたが、2016年は初めて勝率5割でシーズンを終えることができなので、例年以上にメンバーのお酒が進んだ。

例年通りいろんな話で盛り上がり、中盤から後半へ差し掛かるころ、僕や他のメンバーが、Kさんへ締めの準備をお願いする。

一発芸準備

僕:「Kさん、何か準備あるならボチボチ用意しときましょうか?」

K:「いや、今年はないんですよね。」

先輩:「ないわけないやろ!用意してくれてんねやろ?」

K:「いや、今年はほんまにないんですよ。でも、ちょっとトイレ行ってきます!」

そして、トイレへいくKさん。

僕:「やっぱり用意してくれてましたね!」

先輩:「ほんまあの人好きやわぁ。」

しばらくして戻ってくるKさん。

僕:「バッチリですか?」

K:「いや、でも今年は自信ないんですけどね。」

というKさんの顔は自信に満ち溢れていた。

先輩:「今年も期待してるよ!!」

そして、いよいよ1次会は終盤へと差し掛かってきた。

僕:「Kさん、ぼちぼちいきましょうか。」

K:「はい。でも、もっかいだけトイレいかせてください!」

と言って最終チェックの為、トイレへいくKさん。

先輩:「今年も期待できそうやな!」

僕:「ですね。」

期待に胸を膨らませ、僕たちはKさんが戻ってくるのを待った。


最高のパフォーマンス

Kさんが戻ってくる。

僕:「Kさん、いきますね。」

K:「はい。」

僕:「みなさま、1次会が終わりに近づいてきましたので、恒例のKさんパフォーマンス行きたいと思います!!」

パチパチパチパチー!!!!

参加者達:「Kさーん!!」

参加者達:「待ってましたよー!!」

盛大な拍手と歓声の中、Kさんが宴会場である居酒屋個室の中心へ移動する。20名を超える人数なので、なかりの大きさの個室だった。

K:「それでは、まず、吉川晃司からいきます!!」

僕:「まず?今年は何個かあるんですかね?」

先輩:「好きやわぁ。」

エアーマイクを持ち、吉川晃司と化すKさん。

Kさん、かなりの吉川晃司ファンなので、確かに吉川っぽい動きに見える。ライブの動きだけをやっているのだなと思って見ていたら、近くの人が、

「歌ってる!!かすかに歌ってるー!!」

と爆笑し始めた。僕は部屋の隅にいたのでKさんの歌声は聞こえてこなかったのだが、吉川の動きをしながら、

「Kissにうたーれてーー、ねーむーりたーいぜー OH YEAR」

みたいな感じでかすかに歌っていたらしい。この歌声が聞けなかったのが悔しくて仕方がなかった。

そして、最後に吉川がよくやる、シンバルをキックするパフォーマンスもやってくれたが、本家の半分程も足が上がってなかった。

確実にシンバルまで届いていないシンバルキックをもって吉川浩二は終了。

パチパチパチパチー!!!!

参加者達:「Kさーん!!」

参加者達:「Kさんサイコー!!!!」

僕:「Kさん、面白いですねぇ。」

先輩:「次のも期待できるな。」

そして、最高の空気の中、Kさんの最後のパフォーマンスへと進んで行く。

奇跡のラジカセ

K:「それでは、最後に、ブルースリーいきます!」

パチパチパチパチー!!!!

再び盛大な拍手。

おもむろに胸ポケットから何かを取り出し、机に置くKさん。

その途端に爆笑を始める近くの人たち。

遠くの僕たちには何が起こっているかわからない。

K:「あれ?なんでこんな音小さいねん。トイレではちゃんと聞こえたのに。音小さすぎる。。。電池かな。」

うろたえだすKさん。

僕:「どうしたんですか?」

近くの人:「ちっちゃいラジカセみたいなんから、めっちゃちっちゃくブルースリーのあのテーマが聞こえるねん!音ちっちゃすぎておもろい!!」

どうやら、あの、

ジャーーン、ジャッジャーーーンーーー、(ふぉあー)、ジャーーン、ジャッジャーーーンーーー、チャーーラーーラーーラララーー、、、ジャッジャッジャーーン

という「燃えよドラゴン」のテーマがこれでもかというくらいの小音量で流れているらしい。

K:「いや、違うんですよ。さっきまでちゃんと聞こえてたんですよ。音量も大きかったんです!」

Kさんは燃えよドラゴンのテーマを大音量で流し、その中でパフォーマンスがしたかったようだが、どうやっても音は大きくならなかった。

参加者達:「そのままいきましょう!!」

参加者達:「ブルースリー見せてください!!」

 

K:「ほぉーーー、、ふぉーーーーぁあーーーー、あーぁぁぁああたーーー」

小音量の中、自らのスイッチを入れブルースリーを始めるKさん。

近くの人は大爆笑していた。

僕たちの方には、Kさんの声しか聞こえてこないのだが、近くの人には小音量のテーマが聞こえているので、それとKさんの声量とのギャップがたまらなく面白かったようである。

K:「ほぉーーー、、ふぉーーーーぁああああああーーーー」

近くの人:「鳴ってるー!!めっちゃちっちゃくブルースリーのテーマ鳴ってるー!!」

そう言いながら大爆笑する近くの人達を見て、今年の忘年会は絶対に近くでパフォーマンスを見ようと心に誓った。

おわりに

チームの人気者、Kさん。昨年の忘年会も盛り上げてくれました。

しかし、このときにKさんが用意したラジカセ?のようなものを初めてみました。
胸ポケットにおさまるくらいの超小型でした。

Google先生に「ラジカセ 小型」って聞いても出てこないし、あれ、なんだったんだろう。今度ちゃんとKさんに聞いてみようと思います。

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

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