禁酒で人生が豊かになると信じて禁酒に挑戦している『禁酒ブロガーさかもと』と申します。
禁酒を継続していく中でふと「自分はなぜお酒を飲み始めたのだろう」と思うことがあり、考えたりします。お酒を飲んでいるころは好きで飲んでいると思っていましたし必要だとも思っていましたが、今はそう思わない。
なので、「いったい、飲んでいたころはお酒の何に対してそれほどの魅力を感じていたのだろう」と考えてしまうのですが、考えていくうちに、お酒に魅力を感じていたのではなく、他に魅力を感じるもの、熱中できるものがなかったからお酒を飲んでいたんだと思うようになりました。ということは、熱中できるものを見つけるとお酒をやめることでできるのではないか。そんなことを思いました。たまに禁酒のコツとして
「お酒に代わる趣味をみつけよう」
みたいなアドバイスを見ますが、簡単に見つからないですし、順番が逆のような気もしています。今回はそんな話を書きたいと思います。
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お酒を飲み始めた理由
僕は若い頃にお酒を飲み始めたのですが、飲み始めた理由について考えても、特に理由があったように思えません。高校を出て普通に大学に行き、周りに合わせて大学生活を過ごしていく中で飲み始めるようになりました。まあ一般的といえば一般的な酒飲み生活のスタートだと思います。
幸か不幸か、周りに比べて自分は酒が強かったので、周りから「酒が強い」と言われ良い気になり酒の量が増え、大学卒業後、社会人一年目からほぼ毎日晩酌するようになってました。
学生の頃からですが、やりたいことも特になく目指すものもなかったので、新卒で入社した会社は特に入社したい会社でもありませんでした。会社に入ってやっていたことといえば、酒飲んでいただけのような気がします笑
このころは営業職だったのですが、特に営業がやりたかったわけではなく、会社に対して思い入れもなかったです。当時はお金のためだけに働いていたので、すぐにしんどくなってやめたくなり、一年もしないうちにやめました。
会社をやめたときに「やっぱり自分のやりたいことをやらないとだめだ」と思って初めて自分は何がしたいのか考えた気がします。自分と向き合うのが遅すぎたのですが、考えました。そして考えた結果、何も思いつきませんでした(^^;
何を考えてみても「これだ!」と熱い気持ちになれなかった。ただ、このままではいけないという思いは漠然とあったので、将来くいっぱぐれがないように手に職をつけようと思い、ソフトウェアエンジニアを目指しました。このころ「プログラミングは今後どんどん需要が増える」と言われていた時代でしたし、学生時代からプログラミングが嫌いでなかったのもありました。
しかし、ソフトウェアエンジニアを目指すと決めても学生のときにかじった程度のプログラミングスキルでは雇ってくれる会社などなかったので、短期間のプログラミングスクールに通いました。そして卒業後に小さなソフトウェアハウスでエンジニアとしての経歴をスタートさせることになります。
実際に仕事を始めてみると面白くて、いろいろと勉強もしました。仕事が楽しいと感じたのはこのときが初めてでした。当時は情報処理関連の資格もいくつか取得しました。資格を取得するための勉強は嫌じゃくて、間違いなく学生のころより勉強しました笑
自分は勉強嫌いだと思っていたのですが、そうではなく、『興味のない』勉強が嫌いだったようです。そしてこの時期、お酒の量が減っていた気がします。仕事帰りもマクドナルドに寄って勉強したりしてたので。今、そんな当時を思い返すと、充実していたと思います。そう思うのは多分熱中していたものがあったからです。
こんなふうに考えると、お酒を飲み始めた理由って、熱中できることがなかったからと思えてきます。やりたいことがあって熱中すれば、知らない間に時間が経っているし、疲れてそのまま寝てしまう。お酒飲んでる時間なんてないような気がするのです。
つまり、お酒を飲んでいたのは時間を持て余していたからと言えるかもしれません。
ポイント
お酒を飲んでいたのは時間を持て余していたから
やりたいことが見つからない
そう考えると、若い頃にやりたいことがすでに見つかっていて熱中できることがわかっていれば、お酒を飲まなかったのかもしれません。しかし僕は、人生にお酒が登場してくる二十歳くらいのときに自分のやりたいことを見つけられず、目指す方向も明確になっていなかった。ただ、これは僕だけではない気がします。というより、二十歳の頃に人生のビジョンが明確になっている人のほうが少数派な気がします。
でも、熱中できるものがないからといって、楽しむことをあきらめるわけではありません。せっかく二十歳なんだし楽しみたいです。だから楽しそうなお酒を飲んだのです。そして他に楽しいことがないから、とりあえずは楽しい気分にさせてくれるお酒を飲み続けることになる。
こういう風に考えていくと、若いときに熱中できることを見つけれた人は、それだけでなんとなく周りに合わせて過ごしている人よりも一歩も二歩もリードしているように思えます。少なくとも、惰性的に酒を飲むことなんて絶対にない。
最近このように思うので、若い頃にもっと自分のやりたいことについて真剣に考えておくべきだったと思います。
ポイント
熱中できることを早く見つければ、それだけでリードできる
やりたいことが見つかればお酒は不要
僕はこれまで何度も禁酒に失敗しています。今思うと、失敗していた原因は本気でやりたいことがなかったからかもしれません。ソフトウェアエンジニアという仕事は好きです。極めたいと思った時期もありました。
しかし、昔燃やした情熱を持ち続けられなかったのは、会社という組織に嫌気がさしてきたからだと思います。「どこまでいっても、結局サラリーマンか」そう思うようになったのです。ギターなど趣味も多いのですが、「お酒はいらない」と思えるころまではいきませんでした。
だったら、今続けている禁酒も失敗するのではないか。
と、この記事を読んでくださっている方はそう思うかもしれないですが、前までと決定的に違うことがあります。それは、『独立する』という明確な目標を持ったことです。
今回の禁酒を始めるにあたり、「禁酒を趣味と思うことにする!」みたいに始めたのですが、禁酒を続けていく中で独立したいという思いが強くなりました。ソフトウェアスキルを軸にして、シナリオを描いたり、記事を執筆したりして生計を立てる。シナリオや記事作成のお仕事ではまだ雀の涙程度しか稼げていないのですが、将来そういった自分が好きな分野で生計を立てれたらと考えるだけでわくわくしてきました。
そう思うと、久しぶりにソフトウェア関連の勉強意欲もわいてきました。わくわくする感覚って、本当に大事だと思います。
プログラミングもシナリオ作成もライティングも自分の好きなことですが、それぞれを単体で見ると、ただの自分の好きなこと。しかし、これらで生計を立てるんだ!と思うとわくわくしてきます。
昔は夢のような話だと思っていましたが、今は決して不可能でないと思えますので、そこに向かって進んでいくだけだと思っています。そして、そこに向かっている途中にお酒のことなんか考えないようになってくると思うのです。冒頭にも書きましたが、たまに見る
「お酒をやめるために趣味を見つけよう」
というアドバイス。理想を言えば順番が逆です。
本気でやりたいことが見つかり、それに熱中した結果お酒がいらなくなる。という順番だと思うのですが、最終的にそうなっていれば良いはなし。なので、お酒をやめることをとっかかりとし、本気でやりたいことを見つけることが重要だと思っています。
以上、今回はやりたいことが見つかればお酒なんていならくなる!という自分の思いを書いてみました。
ポイント
他の何かに熱中できればお酒はいらなくなる!
おわりに
熱中できることが見つかればお酒はいらなくなるのではないか。そんな思いを書いてみました。
自分が本気でしたいことは何なのか。
若い頃、真剣に考えておけばよかったと思います。「なんも考えてないけど周りと同じだから安心」こんな感じで過ごしてきた若い頃が悔やまれますが、遅ればせながらですが向かう方向が明確になったのでよかったと思います。
最後まで読んでくださりありがとうございました。
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