平日禁酒で酒を楽しむ、『平日禁酒ブロガーさかもと』と申します。
1年間の禁酒後、平日禁酒でお酒を楽しめるようになりましたので、飲んでない日は日記をつらつら書こうかと思います。
今回は禁酒と断酒について書いてみます
選択は断酒しかないのか
お酒を断つ方法としては禁酒と断酒があり、一般的に、禁酒は期間を決めて酒を断つ、断酒は一生飲まないというふうに分類されています。
以前はアルコール外来などでアルコール依存症(昔でいうアル中)と診断された方の治療方法は断酒一択とされており、仮に年単位で酒を断てたとしても、一口飲んでしまうと元の飲んだくれに戻るというのが通説でした。(今でもこれは通説だと思います)
僕は飲み方が酷かったころ、自分でアルコール依存症だと思いアルコール外来に通ったことがあり、そこで断酒を進められました。
結果、1年間酒を断った後、また飲みはじめることになりました。
では、一口飲んで僕は元の飲んだくれに戻ってしまったのかというと、そんなことはありませんでした。
禁酒の選択も可能
断酒に失敗し、一口飲んでしまった僕ですが、平日も休日も関係なく毎日深酒する飲み方には戻らず、現在は平日禁酒でお酒を楽しめるようになっております。
アルコール依存症の度合いにもよると思うのですが、僕もまあまあひどくて、休みの日は昼から飲み、平日も毎日二日酔いで会社に行くような状態でした。健康診断時のγGTPは200を超え、ドクターストップもかかるのですが、構わず飲んでいました。
適度に飲む人からすると、完全なアルコール依存症だったと思います。
一般的にはこの状態から適量の飲酒には戻れないとされていて、だから治療は断酒だったのですが、僕は平日飲まない飲み方に移行することができました。
自分でそうなれたので確信しているのですが、お酒を完全にやめる断酒でなくても、飲み方を改善することはできます。
酒が切れると体が震えて幻覚を見るとか、そのレベルの人は無理かもしれませんが、僕レベルであれば十分に健康的な飲み方に戻れると思います。
お酒好きな人が
と言われると、絶望感しかなくなりますよね。一生飲めないなんて、考えれないと。
でも、大丈夫です。個人差はあると思いますが、機会飲酒に戻れると僕は思います。
僕の場合は断酒を目指し、結果断酒は失敗しました。ただ、その後平日禁酒にできております。
元々、僕が酒をやめようと思ったきっかけは健康面での問題(肝臓の数値など)や、趣味や勉強などに時間を時間を使いたかったからです。
ですので、健康面で問題がなくなり、趣味や勉強などに時間を取ることが目的なので、これらを達成できるのであれば、飲んでも良いということになります。
そして僕の場合は平日禁酒で目的を達成できましたので、この飲み方で良いということになります。
過去の記事でも書いたのですが、禁酒や断酒が目的ではありません。手段です。目指したいところがあって、そこに到達するために酒が邪魔だからやめるのです。
そして、目指す場所によって、断酒か禁酒かを選択します。

というのでは、あまりにも乱暴だと僕は思うのです。
アルコール外来でも節酒を選択できる
最近はアルコール外来でも断酒でなく節酒で治療するところも出てきました。昔は断酒しかないと言われていたのですが、その人の程度によって治療方法を変えるのは当然のことだと思います。
飲酒が直接命に関わるような状況だと断酒もやむなしだと思うのですが、大事なのは酒を控えてどうなりたかです。そして、酒をどの程度控えればそうなれるか。
そこを明確にして、飲むルールを決め、それを守るだけです。それが難しいのですが^^;
毎日飲んでいた人だと、禁酒直後は週に一日休肝日を作るだけでも大変です。しかし、週に一回から始めて、頑張ってそれを続けていけば自信になり、それが習慣になります。大事なのは自分のルールを守り絶対に惰性でのまないこと。
「それができないからキッパリと酒を断つ断酒の方が良い」
という意見もありますが、僕は禁酒できるのであれば、そちらの方が理想的な解決だと感じています。
そして、それが可能であるからアルコール外来でも節酒治療を選択できるようになっているのだと思います。
賛否ある考え方だと思いますし、僕自身も断酒・禁酒と繰り返す中で考え方も変わってきたのですが、今はそう思います。
酒を完全にやめたくないという方、一緒に頑張っていきましょう!