お酒 失敗談

お酒での失敗談1【斬新すぎた足元】

平日禁酒で酒を楽しむ、『平日禁酒ブロガーさかもと』と申します。

これまでけっこうお酒で失敗してきてるので、お酒での失敗談を、自分への戒めの意味も含めて紹介していこうと思います。今回が第1弾になります。こいつアホやなぁと笑っていただけましたら幸いです(笑)

仕事後、いつものように高槻で

職場が大阪の高槻市なので、高槻で飲むことが多い。その日は平日で、会社の先輩と二人飲みだった。

飲み始めた時間が早くて、どちらもお酒が好きなので2人で居酒屋の焼酎のボトルを2本空けた。1人1本空けてることになる。

終電に間に合う時間に解散したので、JR高槻駅から電車で帰る。帰宅ルートは大阪駅まで出て、そこから大阪環状線で弁天町という駅まで。

この日は疲れていたところにけっこう飲んでしまったので、かなり酔っていて電車に乗った瞬間に寝てしまった。

 

行方不明の靴

「起きてくださーい。大丈夫ですかー?」

駅員さんが何回か、こう声をかけてくれてて、5回目くらいで起きたらしい。

「大丈夫です」

と言って立ち上がって電車を降りようとする。凄い違和感を感じたので足元をみると、靴が片方なくなってる。

寝てた席に戻って確認するが、靴がない。記憶を辿ろうとするが、欠落しているので辿れるはずもなく、仕方ないから靴片方のままで電車を降りる。

寝過したのはわかる。この時一番怖い瞬間が駅の確認。大阪からどのくらい離れてしまったのか…駅を確認する。

 

「姫路」

絶望的な駅。大阪から離れていない尼崎駅くらいであってくれとか思ったけど、そもそも駅員さんに起こされてる時点でその可能性はゼロ。

もちろん引き返す電車もなくなっているので、仕方ないから姫路駅を出る。靴片方のままで。姫路~大阪間、100kmはあるのでタクシーで帰るより泊まった方がコストメリットは大きい。
駅前に東横インがあったのでそこで泊まることにした。

朝起きて、上司に電話する。

「昨日飲んでやってしまって今姫路なんです。それで、なぜか靴が片方なくなってて、靴を買ってから会社行きたいので午前中休ませてください。」

正直に言う。

「姫路?靴が片方ない??まあ、わかった。気をつけて。」

特に何も聞かれない。僕が今までけっこうやらかしてきているのを上司は見てるので、姫路まで寝過して靴が片方ない程度ではもう驚かれなくなっていた。

姫路で店が空く時間まで待っていたら昼出勤にも間に合わなくなるので、高槻で靴を買おうと思った。JR高槻駅を出たところに西武百貨店があって、その中に靴やさんがあったはず。

しかし、そこまでは靴片方で行かなければならない。(まあ電車乗ってるだけやしええか)と軽い気持ちで考えていた。

地獄の車内

東横インの方が部屋のサンダルを持って帰ってくれて良いと言ってくれたので、スーツに左足サンダル、右足革靴という斬新なスタイルで姫路駅から電車に乗り込んだ。

姫路駅から電車に乗ると、比較的空いていたのですぐに座れた。しかし、加古川駅を過ぎて、西明石駅、明石駅とかになってくると人が増えてくる。

このあたりからサンダル、革靴スタイルがとてつもなく恥ずかしくなってくる。サンダルの方を何とか怪我してる風に見せようと試行錯誤したが、どうにもならなかった。

(これ、昨日寝てたからまったく気付いてなかったけど、三宮とか芦屋とか通るやん…今から人いっぱいになるやん…)

やっぱりその通りで、三宮駅の時点で人がいっぱいになった。みんな、僕のことなんか気にしていないと思う。しかし、三宮というオシャレな場所で、左足サンダル、右足革靴というスタイルでいることが、とてつもなくアカンことに思えてくる。

そう思ってくると、みんなから「あいつ気持ちわる!」って思われてるような気がしてくる。
実際見られている訳ではないと思うが、

(ごめんなさい。もう見ないでください。笑いものにしないでください)

とか思うようになってくる。そして、この気持ちが芦屋駅あたりでマックスになり、大阪駅に着くころには限界を超えて開き直りに変わっている。

(左足サンダル、右足革靴で何がアカンねん!好きなだけ見て好きなだけ笑いものにすればええわ!!)

という、わけのわからない投げやりな気持ちになっている。そうやって無駄に自分の気持ちを浮き沈みさせてる間に電車は高槻駅へ到着する。

駅を出て、斬新なスタイルで西武百貨店に歩いて向かうのも、変に慣れてきてたのでそんなに気にならなかったが、このときは左足サンダル、右足革靴で悠然と歩く姿をみられて、(へんな奴おる)って何人かに思われていたかもしれない。

優しかった店員さん

西武百貨店の開店少し前に着いたので、開店まで少し待ち、開店と同時に入る。靴やさんに直行し、いろいろと履かせていただき購入する革靴を決める。

「これにします。もうこの靴このまま履いていきます。」

対応してくれた女性店員さんに伝える。

「かしこまりました。お履きになられていたものはこちらで処分させていただいてよろしいでしょうか?」

他に選択肢があれば教えてほしい。

「はい。お願いします。何か、すみません。」

「いえいえ」

笑顔で対応してくれる店員さん。やさしい方だった。

そのときは、サンダルと靴でやってきた客に対して嫌な顔一つせず対応してくれた店員さんに感謝の気持ちしかなかったが、百貨店を出て会社へ向かう途中にふと思う。

(さっきの店員さん、僕がいなくなった後、お店の仲間たちに僕の紹介してるかもな…)

僕は靴やさんで働いた経験はないが、サンダルと革靴を片方ずつ履いた客が靴を買いにくるというケースは、かなりのレアケースに違いない。間違いなくネタになるはずだ。

「今のお客さんな、片方サンダルで片方革靴やったで!どうなったらそうなると思う?」

みたいな感じから始まり、いろいろと予想されているのだろうか。もし、本当にそんな感じで予想が始まり、いろいろな意見が出たのなら是非聞いてみたい。なぜなら、僕本人が靴片方なくなった理由がわからないから。

ほんとに、なぜ靴が片方だけなくなったんだろう…未だに謎のままだ……

おわりに

一番飲んでいた頃のお話です。最近は健康診断の結果からお酒控えるように言われたので、外で飲み過ぎて電車で姫路まで行ってしまうようなことはなくなりましたが、これ書いてて、こんなことしてたらアカンなと再認識です(笑)

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

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禁酒ブロガーさかもと

本業の傍らでシナリオも執筆するソフトウェアエンジニア。 毎日浴びるように飲んでいたが、将来を考え禁酒に挑戦する。1年の禁酒に成功後、週末だけは酒を解禁し、平日禁酒で酒を楽しめるようになる。その後はほどよくお酒と付き合えていたが、飲むと体調が悪くなることが増え、平日禁酒から断酒に切り替える。現在は断酒継続中。※過去、自身の禁酒の取組み方について日経新聞さんに紹介された実績があります

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