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意見の聴取を体験しましたので紹介します【オービスにやられてから免許停止まで】

平日禁酒で酒を楽しむ、『平日禁酒ブロガーさかもと』と申します。

今回は禁酒関係ないのですが、人生で初めてオービスにやれらましたので、紹介したいと思います。

急いでたのですが、撮られたとき、「撮られた!」って確実にわかりますね(^^;

オービスにやられると「意見の聴取」というものがあり、これを体験してきました。どんなものかわからない方もいらっしゃるので紹介したいと思います。実際に意見の聴取に行かれる際に参考にしていただければ幸いです。

オービスにやられる

2016年の年末、人生で初めてオービスにやられました。何か光った気がして、 スピードメーターを見たら140km/h・・・

走ってたところが阪神高速の池田線というところで、最高速度は60km/hだったようです。そもそも、最高速度が60km/hって・・・

完全にアウトやと思っていたのですが、心のどっかで気のせいだと願いながら年を越しました。しかし、やはりアウトで2月にしっかりとハガキが送られてきました。後日、指定された日に警察へ行くと、写真を見せられました。疑う余地もなく自分でした。(キレイに撮れるもんやなぁ)と感心したのを覚えています。

そしてその写真見せられた後、担当の人から簡単な聴取があります。

担当の人:「光ったんわかった?」

僕:「はい。でも気のせいかもって思いました。」

担当の人:「そう言う人多いわ。けど、光ったかもって思ったときはまず間違いないで。ここ、最高速度60km/hってわかっとった?」

僕:「いえ、80km/hやと思ってました」

担当の人:「そうか。。。いや!それでも出しすぎや!!

みたいな感じで、淡々と進みます。書類上は130km/hってなってたから実際よりは-10km。担当の人に

「140km/h近く出しとったやろ」って言われましたが、その通りでした。実際より少し遅く出る仕様みたいですね。担当の人が言うには70km/hオーバーなので、きっと罰金は10万円になるとのことでした。

「そやけど、事故せんと体が無事でよかったな。もう気ぃつけなアカンで」という言葉と赤切符をいただいて、その日は帰宅です。

簡易裁判所へ

後日、指定された日に簡易裁判所へ。裁判所内のいろいろな所をたらい回しにされるので、待ち時間がけっこうあります。

いろいろなところを回らされて、予想通り罰金10万円が確定。これはその場で支払らわないといけませんので、その場で支払って刑事処分は終わりです。

この後、行政処分があり、免許停止処分とか免許取消処分を決められます。そして来た通知が、免許停止90日でした。

意見の聴取通知書

12点も引かれたので、免許停止90日には驚きませんでしたが、「意見の聴取通知書」なるものも送られてきてて、日付、場所が指定されていいました。これはよくわからなかったので調べてみたところ、意見の聴取とは処分の決定前に、対象者の話を聞いてくれる場とのことでした。処分対象者の意見を聞いた上で警察が処分の妥当性を判断し、処分を決定するようです。

ポイント

意見の聴取とは、警察が処分(免許の停止、取消し)を行う前に、話を聞いてくれる場。その話を聞いた上で処分が適正であるかどうかを判断する。

こんなシステムがあるのを知りませんでした。いろいろと勉強になります。言うなれば、言い訳の会ですね(笑)

ただこれは強制でなく、行かなければ通知された処分で確定するとのことでした。そして、僕には特に言い訳はありませんでした。

「草野球の試合開始に間に合わなくなりそうで飛ばしてしまいました」

こんな言い訳が通るはずがないし、そもそも言い訳になってないですね。ただ、せっかくの機会ですし、他の方がどんな言い訳をするのか聞いてみたいというのもあって、有休を使って会社を休み「意見の聴取」へ参加しました。

意見の聴取へ

当日、指定された場所は大阪の門真試験場でした。

意見の聴取会が実施される部屋へ行くと、部屋の入口に紙が張り出されており、ここに参加者の名前が書かれていました。20人くらいで、確か意見を聴取される順に並んでいたと思います。全員が席についた段階で、係の人が説明を始めてくれました。

この聴取の目的とかが冒頭にあって、その後質問内容の説明があしました(こういうこと聞きますよみたいな)。

そのあと、

「何か提出するものがあれば、呼ばれたときに出してくださいね」

みたいなことを言われました。これは、

過去に警察に表彰されたことがあれば、そのときの賞状などを出してください。

ということらしいです。これも軽減の判断材料になるようなので、表彰状など持っている人は持っていった方がよいと思います。(僕にはそんな立派な実績はありません)

そして、いよいよ一人目の名前が呼ばれ、意見の聴取がスタートします。

まず名前と生年月日の確認。その後、違反事実の確認があります。

そして、

「なぜそんなにスピードを出したのか?①」

という質問があります。おそらく、この回答が重要なところです。ここで言い訳を聞いてもらえます。最後に

「何かありますか?②」

と質問がありますが、多分、ここが最後のお願いをする時間だと思います。なので、この2つの質問に対する回答が情状酌量の余地があるかの判断材料になると思います。

余談ですが、みなさんの回答を聞いていると大体のパターンがわかります。

の質問に対しては、「妻が倒れた」、「子供が事故にあった」、「両親が危篤」など、9割くらいの確率で身内の方が出てきます。僕には人が嘘をついているかどうか判断できる機能が備わっていないので真偽の程はわからないのですが、ほとんどは作られた話だと感じました。もちろん僕の間違いで本当の話かもしれませんが。

一方で、(この人、多分本当のことを言っている)とすごく伝わってくる人もいました。一人、タクシーの運転手の方がいたのですが、その人は「お客さんに飛ばせと言われた。間に合わへんかったら金払わんぞ!って言われて」と涙ながらに訴えていました。

この人許してあげてほしいって思いました。

の質問に関しては、「営業なので車が運転できなくなると仕事に影響が出る」「子供の送り迎えができなくなる」「両親を病院に連れて行けなくなる」

など、車がなくなると困るアピールが多かったです。

僕はというと、正直嘘の言い訳も考えていたのですが、みなさまの話を聞いているうちに警察に人に嘘は通用しないとわかりましたので、正直に答えました。最後の質問に対しては「野球は車で行くので、運転できないと困ります」と答えました。

すべての人の聴取が終了し、一旦退出して2時間後くらいにまた集合します。この時に確定した処分が記載されている書類を渡されます。当然、僕の言い訳が通るはずもなく、僕は90日の免停が確定しました。

書類をもらった後、さきほどの部屋に集められて今後の説明を受けます。タクシーの運転手さんもいました。誰が軽減されているかはわからないです。でも、タクシーの運転手さんだけは軽減されていてほしいな・・・

今回、実際に意見の聴取を経験して本当にまっとうな理由がない限り処分の軽減は難しいのではないかと感じました。処分者の意見を聞く担当の方は百戦錬磨です。きっと、その場しのぎで作り上げた言い訳では通用しません。ですので、「まっとうな理由」もしくは「過去に表彰された実績」これがないと処分の軽減は受けれないかもしれません。

ただ、あくまで僕の個人的な感想ですし意見の聴取に行かなければ通知された処分で確定ですので、意見の聴取に参加して自分の思いをぶつけるだけぶつけた方がよいと思います。自分の思いをぶつけてダメだったら、納得できますもんね。

以上、今回は意見の聴取について紹介させていただきました。

ポイント

重要な質問は以下の二つ。

・なぜそんなにスピードを出したのですか?

・最後に何かありますか?

おわりに

意見の聴取について紹介させていただきました。

その後、免許が無事に帰ってきて今は普通に運転できています。オービスにやられてからめっちゃオービスを気にするようになりました。気にしだすと、今までよく走っていた道路にも、至るところにオービスがあることに気づきます。

しかし、できれば二度と意見の聴取には参加したくないです(^^;

ですので今後はオービスあるなしに関係なく、安全運転でいきたいと思います。

拙い文章に付き合っていただきありがとうございました!!

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禁酒ブロガーさかもと

本業の傍らでシナリオも執筆するソフトウェアエンジニア。 毎日浴びるように飲んでいたが、将来を考え禁酒に挑戦する。1年の禁酒に成功後、週末だけは酒を解禁し、平日禁酒で酒を楽しめるようになる。その後、すこぶる順調な毎日を過ごせている。※過去、自身の禁酒の取組み方について日経新聞さんに紹介された実績があります

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